当サイトでは過去にこちらの記事で、看護師のキャリアアップに役立つ資格として「専門看護師」という資格があることを簡単に説明しています。この記事ではこの「専門看護師」という資格について、より詳しくお伝えしたいと思います。
目次
専門看護師とは何か、どんな仕事か
専門看護師とは、ある特定の分野において専門的技術を持ち、資格認定制度に合格した看護師です。
専門分野は、現段階でがん看護・精神看護・地域看護・老人看護・小児看護・母性看護・慢性疾患看護・急性重症患者看護・感染症看護・家族支援・在宅看護の11種類があります。
仕事内容は基本的に通常の看護師と変わりありませんが、キャリアアップのためのセミナーの企画・運営や、後進育成のための取り組みなどを任される場合もあります。
専門看護師として転職するメリット
専門看護師としての需要が高く、様々な医療機関から誘いを受ける可能性が高い
専門看護師の資格を持った人材は、様々な医療機関においての需要が今後もますます高くなるといえます。
また、自分の人生のキャリアデザインを考えたときには、専門看護師の資格を取ることで様々な選択の幅が広がります。
信頼度が増すため、自己重要感ややりがいも大きくなる
専門看護師の資格があることにより、病院側から様々な仕事を信頼して任されることが多くなります。
また、後輩の教育や研修の企画あるいは現場の指揮を取るリーダーとなり、職場の医療・看護の質を上げて意識改革を行う中心人物となっていくことによって、やりがいや充実感、自己重要感も増していきます。
更に、専門看護師であることにより、患者からの信頼度も増します。
専門看護師として転職するデメリット
これまでの仕事よりも多忙になる場合がある
専門看護師の受験資格は、実務経験が5年以上(そのうち、専門分野の実務経験が3年以上)かつ看護系大学院修士課程修了者で、所定の単位を取得していることなどが条件として挙げられ、認定試験に合格する必要があります。
このような厳しい条件をくぐり抜けて専門看護師になるわけですから、現場で非常に頼られる存在となり、後輩看護師に対する育成指導や研修の企画・運営を任されたりすることで、今よりも多忙になる可能性もあります。
専門看護師に向いている人
看護師としてのキャリアアップを目指して続けていきたい人
キャリアデザインをするにあたり、様々な選択肢を広げたい人
専門性を追求していきたい人
専門看護師の資格を生かして転職する方法
今後の展望として、専門看護師の資格を取りたい場合は、専門看護師になるために身分の保証や、専門看護師になるために かかる費用の一部負担など、様々な面でのバックアップをしてくれる病院への転職をお勧めします。
また、専門看護師として転職を希望している場合、専門看護師そのものの需要は非常に高いため、転職先がなくて困るということはほとんどないといえます。
しかし、自分が専門看護師としての資格を存分に活かすことのできる職場を考えた場合、職場環境や待遇についても十分考慮して考える必要があります。
そのためには 転職のプロである「ナース専門の転職サイト」に登録をするとよいでしょう。