企業看護師は、夜勤がなく残業も少ないので精神的にも身体的にも負担が少なく、規則正しい生活を送ることができます。
休日も一般の人たちと一緒の土日祝休みで、年末年始休暇や夏季休暇も取得できるので、プライベートも充実してきます。このような待遇なので、企業看護師を目指している看護師は非常に多いです。
しかも、仕事内容としては、看護師資格や今までの看護経験・知識・技術を生かしていくことができます。
※ 参考:企業看護師 人気の6職種の仕事内容と必要なスキルとは?
今回は、看護師の人気の転職先でもある企業看護師になるために、最低限押さえておきたいポイントを4つに分けて説明していきますね。
ポイントその1、求人情報の見つけ方
企業看護師の求人情報は少ないため、なかなか見つけることができません。見つけるためには、色々なところにアンテナを張っておく必要があります。
求人サイトや求人情報誌、ハローワーク、看護学校の求人掲示板などの確認が必要です。しかし、企業看護師の求人募集は欠員の補充の場合が多いので、決まった時期に必ずある訳ではありません。そのため、根気よく探し続けなければなりません。
しかしただでさえ毎日の業務で忙しい看護師がそのような時間を確保することは難しいと思います。
そこでおすすめなのが看護系の人材紹介会社に登録する、と言う事です。
人材紹介会社では、非公開の案件も多く扱っています。人気の求人、高待遇の求人、このような求人を見つけるために最近では人材紹介会社を利用している看護師が非常増えています。
ポイントその2、他の応募者にどこで差を付けるのか?
企業看護師になるためには、看護師資格さえあれば他の資格は特に必要はありません。
例えば、臨床開発モニターのお仕事を行う場合、『臨床開発モニター』というような特別な資格が必要になる訳ではないのです。
企業看護師になるための一番の強みは看護師免許を持っている事ですが、他の応募者も看護師なので当然のことながら看護師資格を持っています。
そのため、この点では他の応募者との差別化をすることができません。
ですので、応募条件にはありませんが、他の応募者と差をつけるために、保健士のような関連資格や専門知識を身に付けた方が選考を有利に進める事ができます。
ポイントその3、面接官が重視しているポイントを知る事
企業看護師の面接官は、看護知識のない人事部担当者が行うことが多いです。面接官は看護の知識や技術については細かいことは理解していませんし、そもそも企業看護師に対して深い看護知識を求めていないケースもあります。
面接官が重視しているポイントは、看護知識よりも、ビジネスマナーやPC・事務処理などのスキル、コミュニケーション能力の面になります。
看護師の方には患者と接することが得意な方も多いと思いますが、「患者さんとのコミュニケーション」と「ビジネスの際のコミュニケーション」は異なることを理解しておいて下さい。
ポイントその4、応募する企業の研究
面接を受ける事になれば、しっかりとその会社についての研究をしておく事が大事です。
これは一般的な就職活動では当たり前の事ですが、企業の面接を受けた事の無い看護師の場合このような視点が抜け落ちている事も多いようです。
ホームページなどを確認して、その会社は何をしている会社か、どんな特徴のあるかを確認することは面接を受けるにあたって最低限必要な情報です。
家族や友人、知人などにその会社に勤めている人や知っている人がいれば、どんな雰囲気の会社なのかなどを聞いてみると言うのも1つの方法です。これは面接を通過するための情報収集という観点だけではなく、自分自身にあっている会社かどうかを判断する事にも繋がって来ます。
まとめ
企業看護師を目指すのであれば、上記の4つのポイントに注意してみてください。
やはり病院勤務とは違う事も多く、これまでと同じような感覚では通用しない事も多いとは思います。まずはこの点をしっかりと理解しましょう。
企業看護師の求人は人気で数の少ないない求人でもあります。企業看護師を目指す方は人材紹介会社などに登録して、しっかり求人情報や転職ノウハウなどを活用してみることをおすすめします。