近年では男性も増えたとは言え、まだまだ女性の割合が多い看護と言う職業。それゆえに子育てや出産などで休職するケースは非常に多いと思います。
少し落ち着いて復職を考えたときには様々な不安があるかと思います。
今回は、そんなブランクを経ての復職についてのお話です。
看護師のブランクとは
看護師の呼び方が、看護婦から看護師に変わって随分経ちますが、それでも看護師はまだまだ女性の数の方が圧倒的に多い職種です。
女性の場合、出産・育児等の期間がありますから(男性も休暇を取れますが現実的にはまだまだ少数)どうしてもブランクが出来ます。
また一度は違う職業に就いてみたり、違う世界を見ることも良いことです。
色んな経験を積んでいる訳ですから、アナタの人生にとっては何一つ無駄なことではないのですが、いざ看護師に戻ろうとすると、躊躇してしまいませんか?
変化するのもある意味当然
これは何も看護師に限ったことではありませんが、看護師の世界の「常識の変化」は時に重くのしかかります。従わなければ患者さんの命にも関わりかねません。
まず私自身が感じるこの10年の変化について。
- 記録が変わった
→10年前は「SOAP」だった?今は「NANDAの看護診断」に沿ったものになった - 安全管理が変わった
→10年前は「ヒヤリハット」とかだった?今は「インシデント報告」になった - 自分自身の体力・記憶力・判断力が落ちた
→20代の頃に比べたら、当然と言えば当然 - 腕が落ちた
→現場を離れるのって怖い
医学の世界は本当に日進月歩ですので、その変化について行くのは大変です。
まして【ブランク】があれば、昔の勘や体力を取り戻して、その上で現在のものを吸収しなければなりません。
今就職(転職)して、「本当にやって行けるのだろうか・・・」と、躊躇してしまうのも無理はありません。では、どうすればブランクを克服できるのでしょうか。
働き方や職場を上手くチョイスする
以前も一度書きましたが、「看護師を求めてます!」な病院や施設は、かなり多いです。そしてその中には、ブランクのある看護師の受け入れ体制が整っているところも数多くあります。
「潜在看護師の発掘」に重点を置いているためです。看護師転職サイトでも「ブランクのある看護師さん応援します」と言った趣旨の言葉が多く見られますよね。
ブランクを抱えることになった理由は様々です。
そのようなブランクのある職場さんの受け入れを積極的に行っている職場で復職するというのも1つの選択肢だと思います。
看護師転職サイトを積極的に利用する
看護師転職サイトのコンサルタントさんは、その様々なケースに対して、働き方(時間や勤務場所)を提案してくれたり、受入体制の整った勤務先を紹介してくれたり、腕を取り戻すための研修を設けてくれたり、もう至れり尽くせりです。
当然、これらのサービスは「ブランク復帰歓迎の求人を持っている転職サイト」に登録しないと受けられませんが、登録も利用も全て無料ですので利用しない理由は見当たりません。