COPDの基礎知識 9 COPDの安定期の管理

COPDの基礎知識 9 COPDの安定期の管理【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • COPD安定期の管理について理解を深め、適切なケアを行う

安定期の治療

  • 呼吸困難や身体活動性の全般的な低下など、症状の度合いなどを考慮した重症度を加味し、総合的に判断したうえで治療方針を決定する
症状の増悪を繰り返しているケースの場合、長時間作用性気管支拡張薬のみならず、に加えて喀痰調整薬や吸入ステロイド薬の追加を検討する
安定期のCOPDの管理では、閉塞性障害の程度(1秒量(FEV1)の低下)による病期の進行度だけで、治療法の選択をしてはならない
  • 日本呼吸器学会がまとめた「COPD(慢性閉塞性呼吸器疾患)診断と治療のガイドライン」では、安定期COPDの管理として、下記の1~7までの治療を、患者の状況に合わせ、段階的に追加していくこととしている
  1. 禁煙・インフルエンザワクチンの接種・全身併存症の管理
  2. 呼吸リハビリテーション(患者教育、運動療法・栄養管理)
  3. 長時間作用性抗コリン薬あるいはβ2刺激薬(状況に応じ、短時間作用性気管支拡張薬)
  4. 長時間作用性抗コリン薬とβ2刺激薬の併用(状況に応じ、テオフィリンの追加)
  5. 吸入ステロイド薬
  6. 酸素療法
  7. 外科療法・換気補助療法

管理法

禁煙

  • COPDの発症リスクを減らす最も効果的な方法は禁煙である
  • 禁煙はCOPDの進行を抑制するだけでなく呼吸機能の低下を防止する

ワクチンの接種

  • COPD患者の場合、何らかの原因で感染症を起こすと、急性増悪あるいは重症化しやすいため、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンの接種を予防的に行い、リスク軽減に努める

呼吸リハビリテーション

  • 呼吸器疾患による症状による障害がある患者の呼吸機能を維持・回復させ、患者の自立を図るために行われる
  • 呼吸リハビリテーションは疾患知識の理解や禁煙指導などの患者教育、運動療法、栄養療法がある
  • このほか、必要に応じて、酸素療法、呼吸理学療法、薬物療法などを行う

薬物療法

  • 作用機序の異なる薬剤を症状に合わせ、単剤あるいは多剤として使用し、症状の改善・緩和を図る

酸素療法

  • 低酸素血症が生じている場合、在宅酸素療法(HOT)は生命の危機を回避する手段の一つとなる

外科療法・換気補助療法

  • 十分な内科的治療を施行しているにも関わらず、症状の改善が認められない場合に適応となる
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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