いまさら聞けない看護技術

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瞳孔と眼症状観察

瞳孔と眼症状観察【いまさら聞けない看護技術】

目次

  1. 目的
  2. 必要物品・準備
  3. 方法
  4. 観察項目
  5. アセスメント
  6. 注意点

目的

  • 瞳孔や眼症状の観察により、頭蓋内で起きている異常の有無を把握する

必要物品・準備

  • ペンライト
  • 瞳孔スケール

方法

  • 開眼、閉眼の有無を確認し、眼瞼、眼球の状態を観察する
  • 開眼した状態で、眼球の動きや位置を確認する
  • 瞳孔スケールを使用して、瞳孔の大きさや左右差を観察する
  • ペンライトの光を当て、対光反射の有無と速さを観察する
  • 異常が見られた場合は、医師に報告する

観察項目

  • 眼瞼、眼球の状態
  • 眼球の動きや位置
  • 瞳孔の大きさや左右差

アセスメント

瞳孔の状態

  • 縮瞳(2mm以下)
    • 両側共に激しく縮瞳が見られる場合は橋出血が疑われる
    • 両側共に縮瞳がある場合は視床・視床下部、脳幹、延髄、大脳皮質の障害が疑われる
  • 散瞳(5mm以上)
    • けいれん発作時や動眼神経麻痺時に症状が出現する場合がある
    • 両側共に散瞳している場合は予後不良である
  • 瞳孔不同(左右差0.5mm以上)
    • 脳ヘルニアの疑いがある

眼瞼・眼球の状態の異常

  • 眼瞼下垂:重症筋無力症、動眼神経麻痺など
  • 眼球突出:甲状腺機能亢進症、副鼻腔主要など
  • 眼球浮腫:頸動脈海綿静脈洞瘻、緑内障など
  • 眼球結膜の色の変化:黄疸、貧血など

眼球の位置・動きの異常

  • 共同偏視:被殻出血や小脳出血
  • 内下方偏視:視床出血
  • 両方の眼が上下同時に間欠的に1~2mm程度動く:下位脳幹障害
  • 両方の眼が左右同時に間欠的に動く:小脳、脳幹障害
  • どちらかの眼が内方に変位している:外転神経麻痺
  • どちらかの眼が外旋かつ外上方へ変位している:滑車神経麻痺  など

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注意点

  • 瞳孔の状態観察時、十分な明るさがなく見えにくい時はペンライトなどを用いて明るさを調節する
  • 眼瞼浮腫などがあり、見えにくい時は2名で協力して測定する
  • 対光反射を測定する場合は、いきなり光を眼に当てず、目の外側から徐々に光を当てていく
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