肺炎の基礎 6 市中肺炎(CAP)の治療方針

肺炎の基礎 6 市中肺炎(CAP)の治療方針【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 市中肺炎(CAP)の治療方針について理解を深め、適切なケアを行う

市中肺炎(CAP)の治療とは

  • 基本的に入院患者は抗菌薬の点滴静注を行う
  • 低酸素血症の場合、酸素投与を行う
酸素投与を行っても改善が認められない場合、気管挿管、人工呼吸器管理あるいは非侵襲的陽圧換気(NPPV)を行う

細菌性肺炎の疑い

  • セフェム系(肺炎球菌に対し、活性を有する)
  • ペニシリン(β-ラクタマーゼ阻害薬配合)
  • カルバペネム系(ICU治療など)
軽度~中等度の場合、第一選択はβ-ラクタマーゼ阻害薬配合の薬剤を単剤で使用する
ペニシリンアレルギーがある場合、軽度の肺炎ではクラビット®、中等症の肺炎で軽度のアレルギーではロセフィン®、重篤なアレルギーがある場合はクラビット®を用いる
免疫抑制状態あるいは65歳以上の人が肺炎球菌性肺炎を起こした場合、肺炎球菌ワクチンを退院時に接種するのが望ましい
外来治療患者の場合、保険適応の関係によりアレルギーがなければペニシリン系抗菌薬は2種類を併用する(1剤のみではエンピリック治療にならないことがある)

非定型肺炎の疑い

  • テトラサイクリン系
  • ニューキノロン系
  • マクロライド系
エンピック治療を開始する際は、細菌性肺炎か非定型性肺炎の推定によって抗菌剤を変更する

肺炎治療開始のタイミング

  • 肺炎の治療開始は、確定診断がついた時点で速やかに開始するのが望ましい
  • 原因菌の確定までに時間を要する検査も多い
  • そのため、
    • 症状や経過から医師がある程度の原因菌を予測する
    • それに合った薬剤の選択をする治療を原因菌の確定に先駆けて行う

のが通常である

エンピリック治療とは

  • 治療をするにあたり、原因微生物を同定することは重要だが、判定までに数日を要する
  • 症状やこれまでの経過、頻度からある程度原因微生物を推測し、確定診断を待たずに治療を開始することをエンピック治療という

アセスメント

  • 市中肺炎とは何かを理解しているか
  • 市中肺炎の治療の流れについて理解しているか
  • 抗菌薬を変更するタイミングがつかめているか
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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