股関節のMMT評価

股関節のMMT評価【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 股関節のMMT評価を行う

方法

屈曲

坐位の場合

  1. 左右どちらかの足を床に接しない状態に保ち、股関節を屈曲した状態にて膝の上から抵抗を加える

仰臥位の場合

  1. 仰臥位になってもらい、左右どちらかの大腿部を上に挙げる
  2. 検者は患者の大腿部前面を押し、患者はその状態から大腿部を床面から離し、挙上を維持する
  3. 方法1で床面から大腿部が離れなかった場合、側臥位の状態で大腿部を腹部へ引き上げるように動かす

伸展

腹臥位の場合

  1. 患者に腹臥位になってもらい、その状態で左右どちらかの大腿部を挙上してもらう
  2. 検者が大腿の裏側を押し、患者はその状態から大腿部を床面から離し、挙上を維持する
  3. 方法1で床面から大腿部を挙上することができなかった場合、側臥位の状態で大腿部を背部側の方向へ動かす
「伸展」の評価は座位では行えない 

評価

  • MMT5
    • 屈曲時:患者の大腿部前面に強く力を加えても、大腿部の拳上保持が可能である
    • 伸展時:患者の大腿部裏側に強く力を加えても、大腿部の挙上保持が可能である
  • MMT4
    • 屈曲時:患者の大腿部前面にやや緩めた力を加えても、大腿部の挙上保持が可能である
    • 伸展時:患者の大腿部裏側にやや緩めた力を加えても、大腿部の挙上保持が可能である
  • MMT3
    • 屈曲時:患者の大腿部前面に力を加えると、全く床から離れない状態である
    • 伸展時:患者の大腿部裏側に力を加えると、全く床から離れない状態である
    • 坐位にて評価を行う際、太ももが拳上し、足の裏が床から離れた場合はMMT3以上である
  • MMT2
    • 屈曲時:側臥位の状態で大腿部を腹部へ引き上げるように動かすと腹部への移動が可能である
    • 伸展時:側臥位の状態で大腿部を背部へ動かすことが可能である
  • MMT1
    • 屈曲時:側臥位の状態で大腿部を腹部へ引き上げるように動かすと腹部まで何とか動かせる状態である
    • 伸展時:側臥位の状態で大腿部を背部へ何とか動かすことが可能である
  • MMT0
    • 屈曲時:側臥位の状態で大腿部を腹部へ全く動かすことができない状態である
    • 伸展時:側臥位の状態で大腿部を背部へ全く動かすことができない状態である
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