味覚障害患者のケアのポイント
味覚障害患者のケアのポイント【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年7月13日
最終更新日:2013年7月13日
(変更日:2013年6月27日) ※
目的
アセスメント
- 味覚障害の病態について理解しているか
- 末梢から中枢に至る全ての部位の異常が起こることによって味覚障害が生じる
- 味覚障害の分類
- 味覚が消失あるいは減退したもの
- 何も口に入っていないのに味覚を訴える自発性異常味覚
- 特定の味が理解できない解離性味覚障害
- 原因
- 一次性味覚障害として遺伝性、特発性、中枢および末梢神経障害、二次性味覚障害として薬剤性、全身疾患、口腔疾患、風味障害、内分泌性、心因性、亜鉛欠乏性などがあり、薬剤性、特発性、心因性、亜鉛欠乏性によるものが多い
- 味覚障害が起こる原因の1位は薬剤によるものであり、抗生物質、冠血管拡張薬、肝治療薬、降圧利尿薬、インターフェロン、抗癌薬などが関与しているとされている
- 特発性味覚障害は2番目に多いが、現在は治療方法が見つかっていない
- 亜鉛欠乏性味覚障害の場合、食餌性の欠乏や薬剤のキレート作用などもある
- 亜鉛の多い食物を食べさせたり、硫酸亜鉛300 mg/日(薬物も含まれる)を投与する
- 心因性の味覚障害も続いて多く、必要によっては精神科受診が必要になる場合もある
- 味覚検査には濾紙ディスク法や電気味覚計などがある
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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