角膜手術患者への術前・術後ケア

角膜手術患者への術前・術後ケア【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 角膜手術患者への術前・術後ケアを適切に行う

必要物品・準備

  • 角膜手術での必要物品
    • 器械および衛生材料
    • 点眼麻酔薬、消毒薬、眼内還流薬などの必要な薬品類

アセスメント

  • 術前検査、手術当日の流れ、術後の検査について理解しているか
  • 患者の状態や背景などに合わせた看護計画を立てているか
    • 眼圧が高いままの状態で術中に角膜に穴を開けた場合、眼内の組織が飛び出そうとするため、術前に硝子体あるいは眼圧を十分に下げる必要がある

看護のポイント

術前

  • 手術直前に眼球の上におもりを載せて圧迫する方法や、高浸透圧薬の点滴(マンニットールなど)を行い、硝子体あるいは眼圧を十分下げる
  • 高浸透圧薬の点滴を行う場合など、術中に尿意を感じると大変危険なため、予め導尿カテーテルの留置を行う場合もある
角膜移植の術中に尿意や体動により、眼底からの大量出血(駆血性出血)が起こると、眼球の内容物が眼外へ飛び出す危険(失明)がある
  • 角膜移植施行後、術後に強い乱視が生じ、視力の安定まで1年以上かかる場合もあるので、事前に患者に説明をする

術中

  • 手術介助の際、手術の流れがスムーズに進むよう、手際良く器具の受け渡しを行うことが必要であり、器具も使用順に並べて準備をしておく
  • 眼内に注入する薬剤と麻酔薬は両方とも、シリンジに入っているが、間違って眼内に麻酔薬を投与した場合、高度視力障害の原因となるため、注射器の色を分けるなどの工夫を行う

術後

  • 角膜移植の拒絶反応は、術後数日間または数年後に突然起こる場合があるため、視力低下の自覚がある場合あるいは眼の異物感がある場合は、早めに受診するよう指導する
  • 急激な視力低下がないか確認する
術後の点眼をする場合、眼球を圧迫すると、前房水が創口から漏出する危険があるため、絶対に押さえないよう患者に指導する

 注意点

  • 角膜手術の中でも角膜移植術は、ドナーからの眼球が入手できた時点で手術が決定するため、緊急性が高い
  • 角膜移植後すぐに視力が回復することは少なく、場合によっては強い乱視となることもあるため、患者に過度な期待を抱かせることのないよう注意する
  • 角膜移植手術による創は、白内障手術などに比べて格段に大きくなるため、術前・術中・術後ともに、特に留意する点が多い
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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