いびき患者のケアのポイント
いびき患者のケアのポイント【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年7月15日
最終更新日:2013年7月15日
(変更日:2023年8月31日) ※
目的
疾患の概要
- いびきは睡眠中に起こる呼吸の摩擦音であり、呼吸経路の狭窄の存在や、睡眠時無呼吸症候群をはじめとする睡眠呼吸障害が疑われる
- 場合によっては努力性呼吸や呼吸抵抗の増加が起こる
- 睡眠時無呼吸症候群とは、無呼吸や低呼吸の回数が1時間に5回以上、もしくは7時間以上の睡眠において無呼吸が30回以上見られる状態のことを指す(※無呼吸…呼吸が10秒以上停止した状態)
- 無呼吸と大きないびきを繰り返すことが特徴であり、循環器疾患や脳血管障害、高血圧や糖尿病などと関連性があると言われている
- 睡眠時無呼吸症候群の診断には終夜ポリクラフ検査が必要であり、その結果から呼吸障害や睡眠障害の程度が把握できる
治療
保存的治療
- 点鼻薬の使用や、鼻テープの使用、側臥位での就寝、マウスピース、nasal CPAPなどを使用する
- 肥満が原因の場合、ダイエットなども効果がある
手術治療
- 閉塞部位が上気道の形態異常である場合、手術治療も効果がある
- 小児の場合、扁桃肥大が原因であることが多く、ほとんの場合は手術治療で改善する
観察項目
- いびき・無呼吸の有無・程度
- 睡眠中の窒息感や日中の眠気の有無
- 睡眠中の頻回な覚醒や熟眠感の欠如の有無
- 起床時の頭痛、日中の倦怠感、集中力の低下の有無
- 急激な体重増加の有無と程度
アセスメント
- 適切な問診や指導が行えているか
- いびきや、睡眠時の無呼吸は患者に自覚がないことが多いため、注意深く問診を行うこと重要である
- 睡眠時無呼吸症候群がある場合は、患者に治療の必要性を理解してもらい、治療の意欲を高め、維持することや、合併症や肥満の改善のために治療を続けることが必要である
- 治療には様々なものがあるため、医師、看護師、療法士、検査技師などが連携し合うことで、総合的な治療が必要となる
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に関しては本記載内容とは対応が異なりますので、必ず各病院ごとに作成されている感染症ガイドラインに従ってください。
本コンテンツの情報により発生したトラブル、損害、不測の事態などについて、当社は一切の責任を負いかねますので、予めご了承いただきますようお願いいたします。
※コンテンツの日付け表記ついて「公開日…ページを公開した日」、「最終更新日…情報を更新した日」、「変更日…システムやデザインの変更を行った日」をそれぞれ指します。
「いまさら聞けない看護技術」の最新情報をチェックしよう
当サイトは、「あした仕事で使う知識を学べる」ナース専用のハウツーサイトです。
Facebook または Twitter で最新情報をチェックして、職場の同僚と差をつけよう!
Follow us!
ナース転職サイト おすすめ 3サイト
転職しようかな…と考えている看護師の方には、以下の転職支援サービスの利用がおすすめです。
-
看護roo!(カンゴルー)
● 累計利用者数50万人以上
● 求人数トップクラス
● 東証プライム市場上場企業
● 資格が活かせる病院以外の求人も豊富
公式サイト 口コミ・詳細 -
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
● 求人数トップクラス
● 累計利用者数は40万人突破!
● 病院求人多数
● がっつり働きたい人におすすめ
公式サイト 口コミ・詳細 -
マイナビ看護師
● CM多数!大手転職支援サービス
● 全国各地の求人をカバー
● ブランク・未経験OK求人が多い
公式サイト 口コミ・詳細
もっと詳しく知りたい方は、「ナースの転職サイト比較ランキング」をご覧になり、自分にあった転職サイトを探してみてください!
ナースハッピーライフを通じて転職支援サービスに登録いただくと、売上の一部がナースハッピーライフに還元されることがあり、看護技術の記事作成や運営費に充当することができます。応援お願いいたします。