眼科特有の器械6 開瞼器

眼科特有の器械6 開瞼器【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年9月12日
最終更新日:2013年9月12日
(変更日:2013年11月12日) ※

目的

  • 眼科特有の器械を理解し、適切に扱う

器械の特徴

  • 開瞼器にはいくつかの種類があり、代表的なものは河本式・バラッケ式である
    • 河本式開瞼器:閉瞼しようとする力の作用によって固定される
    • バラッケ氏開瞼器はばねの力で開瞼が保持されるものであり、滑り止めストッパーがついているものもある
  • その他にも、吸引チユーブがついているものや、止めネジ付きのものもある
  • 乳児の場合、デマル鉤を使う機会が多いが、大人の場合でも開瞼が困難な症例には、点眼麻酔後に用いるとよい

使用の実際

代表的な使用用途:開瞼が困難な場合

必要物品

  • 河本式開瞼器
  • クラッツ・バラッケ氏開瞼器
  • デマル鉤

方法

  • 開瞼器は検査・処置や診察を行う際に、広く、安全に、安定した状態で観察野を露出することが可能である
  • 成人の場合も、時に羞明や疼痛があったり、開瞼けいれんにより、診察が困難な場合に使用する
  • 角結膜異物を除去する場合にも用いられる
  • 小児の場合は、眼瞼の伸展の程度や眼球の大きさに応じ、止めネジ付きの開瞼器や小児用河本式開瞼器を使用する
  • 乳児の場合、口の動きに合わせて観察したい部分をデマル鉤で開き、重点的に 診察する
  • 眼瞼腫脹や疼痛の程度が著明な場合や、外傷で脱出物や強角膜裂傷がある場合には、通常の開瞼器を用いると苦痛が増強したり、眼球圧迫の危険性があるため、事前に点眼麻酔を十分に行い、力の調節に注意を払いながらデマル鉤を用いて診療を行う
  • 介助者は、患者の頭部固定をしっかりと行い、患者にリラックスするよう促す

注意点

  • 河本式開瞼器は、サイズが合わない場合、容易に外れることがあるため、十分注意が必要である
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