用語解説
用語の読み
じぇねりっくいやくひん
用語の意味
ジェネリック医薬品とは後発医療品の事で、簡単に表すと、特許の切れた医薬品または、添加物を加えたり形状を変えたりして作られた先発医療品以外のことであり、安く買うことができます。
基本的にジェネリック医薬品は市場に出た段階で先発医療品に対して7割からと決まっていて、2年に1度、価格の見直しがあり、更に安くなりますが、先発医療品も値下げがあるため、値段の逆転も起きています。
新薬開発には、10年以上の歳月と多額の投資が必要になりますが、先発医薬品と同じ有効成分を使って製造されるジェネリック医薬品では、既に先発医薬品で有効性や安全性が確かめられているので、価格を安くできます。
このようなジェネリック医薬品ですが、日本では、数量シェア20.2%(平成21年9月現在)で、普及が進んでいません。理由としては、関係者間での、品質や情報提供・安定供給に対する不安があることとがあげられます。このような状況の中、厚生労働省では、平成24年度までに、ジェネリック医薬品の数量シェア30%以上にする」と提言し、各医療機関や品質情報検討会、学会でのジェネリック医薬品の使用促進策に取り組んでいます。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
黒柳徹子さんのCMでお馴染のジェネリック医薬品ですが、昔から院内では「ゾロ」なんて呼び方をよくしていましたね。
ここ何年かでやっと患者さんにも浸透してきましたが、今でもやはり本家でないと効かないなんて患者さんが多いように感じます。
しかしジェネリックの薬の最大の利点は価格が安いことにありますよね。
しかしジェネリックにもそれなりに問題点はあります。
安全性に対する統計が明確に出ていない、形状や添加物による薬効の効果・副作用のデーターが出ていない等つまりは情報量不足という問題点が挙げられるでしょうね。
このことからドクターによっては毛嫌いしてジェネリックを推奨していない先生も実際いますし…。
看護師はジェネリックの登場により薬品名が増え覚えるのも一苦労…(年だし)しかし、言葉は浸透してもこれからの薬品!!長い目で見ていこうではないですか。