心エコーで分かる疾患
心エコーで分かる疾患【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年8月12日
最終更新日:2018年09月11日
(変更日:2018年11月15日) ※
目的
疾患から観察される事柄と疾患名
僧房弁狭窄症(MS)
- 僧帽弁前尖後退速度(DDR)の低下
- 拡張期後尖の異常前方運動
- 僧房弁の肥厚・可動制限
- 拡張期後尖の異常前方運動
- 弁口面積の狭小化
僧帽弁逸脱症(MVP)
- 逆流ジェットの向きによる逸脱部位の同定
- 僧帽弁の収縮期異常後方運動
大動脈弁狭窄症(CAS)
- 大動脈弁圧較差の推定
- 大動脈弁口の狭窄
- 大動脈弁の石灰化
大動脈弁閉鎖不全症(AR)
- 血液の逆流を証明
- 僧帽弁の拡張期fluttering
心房中隔欠損症(ASD)
拡張型心筋症(DCM)
閉塞性肥大型心筋症(HOCM)
- 僧帽弁前尖の収縮期前方運動(SAM)
- 非対称性中隔肥大(ASH)
心膜液貯留
心臓粘液腫
- (左房に粘液腫が認められる場合)左房内の充実性腫瘤
大動脈解離
アセスメント
- 心臓の収縮能は、心エコー画像より求めた、心拍出量(CO)・心拍出係数(CI)・一回拍出量(SV)・左室容積・EF・左室内径短縮率(%FS)などから評価される
- 心臓の拡張能は、同様に左室流入血流速波形や肺静脈血流速波形などから、Normal(正常)、Pseudonormal pattern(偽正常化)、Abnormal elaxation pattern(弛緩障害)、Restrictive pattern(拘束型)に分類して評価される
- 心エコー検査画像および画像診断結果から、患者の心臓の状態、疾患の状態を把握し、ケアを行う際に十分に注意することが大切である
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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