労作性狭心症への対応
労作性狭心症への対応【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年8月18日
最終更新日:2018年09月16日
(変更日:2018年12月10日) ※
目的
疾患の概要
- 動脈硬化などによって起こる冠動脈の狭窄が主な原因である
- 労作時に心筋酸素需要増加がきっかけとなって一過性に心筋虚血状態が起こることにより、狭心痛の症状が出現する
- 冠動脈の狭窄が強い状態であっても安静時には血流量の維持がされていることが多いため、検査を行う際は、運動などで酸素の需要を増大させた状態で虚血状態を意図的に誘発する負荷試験が施行される場合もある
- 心電図では、発作時にSTの下降、運動負荷心電図でもSTの下降が認められる
- 血液検査では、心筋傷害マーカーの異常は認められない
- 補助的な検査として、心筋血流シンチグラフィーを施行する
観察項目
- 前胸部圧迫感・絞扼感の有無と持続時間、出現パターン(安静時あるいは労作時)
- 肩・首・腕への放散痛の有無、心窩部痛の有無
- 左肩から左上肢にかけて、あるいは歯や顎にかけての放散痛
- 倦怠感や呼吸困難
治療
薬物治療
- 発作時:硝酸薬の舌下投与
- 非発作時:硝酸薬・Ca拮抗薬・β遮断薬・抗血小板薬・スタチンなどの投与
観血的治療
- バイタルサインが落ち着いてから、冠動脈造影(CAG)を行い、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)または冠動脈バイパス術を行う
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実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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