医療崩壊

医療崩壊【いまさら聞けない看護用語・略語】
公開日:2011年5月27日
最終更新日:2011年5月27日
(変更日:2013年4月13日) ※

用語解説

用語の読み

いりょうほうかい

用語の意味

医療崩壊とは医療の安全という根幹のところで、1人あたりが抱える仕事量の多さ等からの過労や、医療費削減によるモチベーションの低下が起きることで、医療サービスに不備が出てきてしまうことです。

様々な要因がありますが、大きく上げられているものとして、臨床研修制度の変更によっておきた医師の人材不足や、全体的な考え方が変ってきたことによるニーズの変化。病院経営の赤字などの影響で患者に十分な医療サービスが施せなくなる状態の事や、医療において、民事訴訟のリスクが高まり責任問題になる事から避けるといった風評被害もあります。更に二次災害的な要因として、マスコミなどによる、医療安全に対するバッシングや、過度の医療サービスの要求。近年の患者のモラル悪化から職場崩壊なども、すべて医療崩壊といえます。

医療崩壊は現在も進行しつつあり、元々あまりいいとはいえない医療現場での労働環境は更に苛酷さを増していますが、なかなか問題視されることが無く、改善はまだまだ先のようです。

看護師・椿(つばき)の一言コメント

看護師・椿(つばき)

医療崩壊の原因としてまず挙げられるのは、やはり医師不足に尽きるのではないでしょうか。なぜこんなにドクターが少ない!!
以前、社会問題にもなった患者の受け入れ拒否問題!!本来助けられるかもしれない命を救えないと言う医療従事者としては、かなり心苦しい結果をもたらしました。
病院数が比較的多い都内でもこのような事態が起こるのなら、地域医療現場は、もっと深刻な地域医療崩壊が起きているでしょう。
特に産科医、小児科医不足が深刻ですが、これは一体誰が悪い??
しかし、医師不足に限らず、患者本人や家族のモラルが低下しているのも要因の一つですよね。
救急車の用途も間違って使っている人も多い!!また、夜間救急でもこれ今じゃないといけなかったの??的な患者も…
これでは、ただでさえ過酷な労働環境に置かれているのに、更に…ですよね。
この状況ではドクターや、看護師がいくらいても足りないのではないでしょうか。

なんと言っても驚いたのが、現場ドクター達が医療崩壊をブログで語っている…それもその数の多さ(驚)医師ブログと言うんですね。
医療崩壊に限らず面白いことも書いてあるので、一度見てみてはいかがでしょうか。

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