関節運動の指導
関節運動の指導【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年9月3日
最終更新日:2018年11月28日
(変更日:2013年9月3日) ※
目的
- 術前から必要となる関節運動について理解し、ギプス・シーネ固定による関節硬縮、筋力低下、筋肉の萎縮を予防する
※整形外科ではギプス・シーネによる治療が多く、関節の拘縮や筋力低下を招く
方法
- 患者の状態を把握し、運動可能な関節についてアセスメントする
- 患者に関節運動の必要性を説明し、理解と協力を得る
- 足指、膝関節、股関節など、医師の指示した可能な範囲で動かす
- 足関節を固定している場合、健側の下肢は全て、患側の股関節・膝関節・足指は運動が可能
- 自動運動と他動運動について説明し、可能であれば自動運動を促す
運動可能な関節については積極的に運動を促すことで、早期回復、早期社会復帰に繋がることを説明し、理解を得ておく
アセスメント
- 関節運動ができているか
- 関節硬縮、筋力低下、筋肉の萎縮はないか
- 関節運動を継続しているか
※毎日継続して行うことが重要 - 関節可動域が維持されているか
観察項目
- 関節運動の部位
- 関節の拘縮・筋肉の委縮・筋力の低下の有無
- 疼痛の有無や関節運動との関連性
- 循環障害・神経障害・皮膚障害の有無や関節運動との関連性
注意点
- ギプス固定は原則として、受傷部位およびその上下2関節が長期間固定される
- 患者は固定していると動かしてはいけないと思うことが多いため、固定に必要な関節と運動可能な関節について、説明と指導が重要になる
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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