フットケアの基本技術 爪の手入れ
フットケアの基本技術 爪の手入れ【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年9月18日
最終更新日:2018年05月13日
(変更日:2013年10月11日) ※
目的
- 正しく爪を切り、爪を整えることで、周囲の組織や隣の足趾・爪床の圧迫と爪の変形を予防する
方法
患者と対面に位置しケアを行う
- 対面に位置することで、深爪を予防する
- 安全に実施するために、爪と皮膚の境目を十分に観察する
爪を拭く
- 角質の除去や爪切りが行いやすいよう、爪をやわらかくする目的で、湯でぬらしたガーゼや消毒綿で丁寧に爪の表面を拭く
- 消毒綿を使用する場合は、冷えるため長時間行わない
- 皮膚トラブルを起こさないよう患者にあったものを選択する
角質の除去
- 深爪などの危険を予防するために爪の形をしっかりみる目的で、ゾンデで爪の周囲にたまっている角質を取り除く
爪を切る
- 爪の状態に合わせて物品を選ぶ(爪切り・ニッパー・爪やすりなど)
- 肥厚し硬くなった爪を切る場合は、足浴を行い爪をやわらかくしたほうが切りやすい
- 切る位置の目安として、足趾の先端にあたらない長さとする
- ニッパーは、刃先3分の1を使用して少しずつ切る
- ゾンデを使用し、爪と皮膚の境目を明確にしながら切り、深爪を予防する
- 巻き爪を予防するため、まっすぐに切る(スクエアカット)
- 角はひっかかりを予防するため、両端をごくわずかだけ切り落とす(スクエアオフ)
爪やすりをかける
- 削る足趾に対して直角にやすりをあて、一定方向に削る
靴の観察・指導
- 靴で爪を圧迫している場合は、爪の変形や皮膚を損傷してしまう危険性があるため、患者の靴を観察し正しい靴の選び方を指導する
- 爪の役割や爪の切り方・手入れの必要性についても、併せて指導する
- 視力障害がある場合など必要に応じて家族にも指導する
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に関しては本記載内容とは対応が異なりますので、必ず各病院ごとに作成されている感染症ガイドラインに従ってください。
本コンテンツの情報により発生したトラブル、損害、不測の事態などについて、当社は一切の責任を負いかねますので、予めご了承いただきますようお願いいたします。
※コンテンツの日付け表記ついて「公開日…ページを公開した日」、「最終更新日…情報を更新した日」、「変更日…システムやデザインの変更を行った日」をそれぞれ指します。
「いまさら聞けない看護技術」の最新情報をチェックしよう
当サイトは、「あした仕事で使う知識を学べる」ナース専用のハウツーサイトです。
Facebook または Twitter で最新情報をチェックして、職場の同僚と差をつけよう!
Follow us!
ナース転職サイト おすすめ 3サイト
転職しようかな…と考えている看護師の方には、以下の転職支援サービスの利用がおすすめです。
-
看護roo!(カンゴルー)
● 累計利用者数50万人以上
● 求人数トップクラス
● 東証プライム市場上場企業
● 資格が活かせる病院以外の求人も豊富
公式サイト 口コミ・詳細 -
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
● 求人数トップクラス
● 累計利用者数は40万人突破!
● 病院求人多数
● がっつり働きたい人におすすめ
公式サイト 口コミ・詳細 -
マイナビ看護師
● CM多数!大手転職支援サービス
● 全国各地の求人をカバー
● ブランク・未経験OK求人が多い
公式サイト 口コミ・詳細
もっと詳しく知りたい方は、「ナースの転職サイト比較ランキング」をご覧になり、自分にあった転職サイトを探してみてください!
ナースハッピーライフを通じて転職支援サービスに登録いただくと、売上の一部がナースハッピーライフに還元されることがあり、看護技術の記事作成や運営費に充当することができます。応援お願いいたします。