用語解説
用語の読み
しー・あーる・おー
用語の意味
医薬品開発業務受託機関(いやくひんかいはつぎょうむじゅたくきかん)のことをいいます。Contract Research Organizationの頭文字をとったCROの名称が一般的です。その名のとおり、製薬企業などの医薬品開発や特定保健用食品の開発業務の支援や代行などをおこなう機関です。
請け負う業務内容としては基礎研究が完了した後の、新薬承認申請や臨床試験、また医薬品が完成して販売した後の市場動向やユーザーのリサーチなどになります。同じように治験業務をサポートする機関としてSMO(治験支援施設機関)がありますが、この二種類の機関は契約相手の種類が違い、CROは製薬企業と契約して医療機関との治験交渉も携わり、SMOは医療施設と契約してその施設での治験業務をサポートします。
CROでの具体的な業務はモニタリングや情報管理、データ解析や各種書類の作成や認証申請など広範囲にわたり、それらを総括してマネジメントする業務も含まれています。専門性の高い知識が必要になるため、看護師などの医療資格を持つ人材が多く求められている機関です。CRA(治験モニター)職などもこのCROに所属します。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
CRO…私には馴染みのない所というのが正直な感想です。
簡単に言うと、CROは製薬会社がより早く医薬品の開発をするために治験業務を代行したり支援をする会社ということになるでしょうね(要は企業!!)
治験業務をする企業でSMO(治験支援施設機関)という良く似た企業があります。SOMの場合は、治験を実施する医療機関の支援をする企業という違いがあります。
今の現状はこの CRO市場が拡大していて、製薬会社はCROに治験を依存をしているというのが実状のようです。CROは現在30社ほどあると言われていて、その中でも東京CROが良く知られている所でしょう。
CROは日本で行われている約40%が治験業務を行っている様です。また、各企業をランキング化している…まさに今注目の企業!!です。
CRAの働き場所の一つであるCROはまだ成長途上にある企業が多いので、これからの企業!!と言えるのではないでしょうか。