用語解説
用語の読み
じえいたいかんごし
用語の意味
自衛隊看護師は、陸上自衛隊において看護業務を行います。自衛隊病院や自衛隊衛生学校、自衛隊幕僚幹部の衛生部担当などがおもな職域です。
自衛隊看護師になるためには、自衛隊中央病院高等学校看護学院を受験する必要があります。合格後は自衛隊に入隊し給料をもらいながら、看護に必要な知識や技術を学びます。受験資格は、高校卒業見込みの年齢から24歳までの者とされています。
自衛隊中央病院高等学校看護学院では、一般の看護学校や大学と同様の看護技術や知識についての学習に加えて、自衛隊看護師のための特別な内容の科目についても履修します。地震などの災害やテロ、海外派遣という場面で自衛隊看護師を要請するために、看護学院では臨地実習に特に力を入れています。
また、自衛隊関係科目として、精神教育、服務及び防衛教育、戦闘及び戦技訓練、衛生教育、体育といった授業があります。自衛隊看護師は国内外問わず災害や緊急事態の中で、救助活動をはじめ、給水や食糧、お風呂、寝る場所の確保などの他、派遣隊員の体調管理や受傷時の対応を行わなくてはなりません。
そのため高度な看護技術だけではなく、体力や団体行動におけるマインドが求められます。3年の実習と学内学習を修了したのち看護師の国家試験を受けて、合格後は全国の陸上自衛隊病院での仕事が始まります。
また防衛省では、すでに看護師免許を保持する人を対象に中途採用の制度も実施しています。
採用時、それぞれの資格・経験年数に応じた階級で自衛隊として採用され、身分は「特別職国家公務員」となります。自衛隊入隊後約5週間自衛隊としての教育を受け、それぞれの施設での自衛隊看護師としての仕事が始まります。看護業務に必要な高度な知識・技術を習得するため、日本看護学会への参加や、看護教員養成課程などの研修に参加する機会も設けられています。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
タダで(正確には国費)で看護師資格が取れる方法がこの自衛隊看護師ですね。…准看護師学校もある。
しかし、全寮制だったり、年齢制限や、身体基準、自衛隊の技能も身につけなくてはならないので、ハードでありレベルも高い!!&拘束が厳しいというのが特徴ですね。
でも、無料というのが非常に大きいですね。倍率が高いんだわ…。
自衛隊看護師になると当然の様に階級分けされる、陸曹長・2等陸曹‥(曹って割と階級高い)
自衛隊で看護師資格を取ると、活躍の場は戦場!!ではなく、今回の東日本の震災などの災害時や各地の自衛隊病院ということになります(相当な志がないと務まらないでしょうね)
最近では自衛隊病院の看護師募集(中途採用がある!!)しかし、条件はやはり厳しく(年齢制限に引っ掛かってしまった…)
しかし、特別国家公務員!!響きがステキ…将来は安泰でしょうね。