用語解説
用語の読み
いがん
用語の意味
胃に生じる癌の総称を胃がんといいます。アジアや南米に患者が多く、日本でも男女の癌における死者の上位2位に胃がんは位置しています。早期発見であれば生存率が癌の中でも比較的高く、病期(ステージ)ごとに一般的な5年生存率を見ていくとステージ0ではほぼ100%、ステージ1で90%、ステージ2で80%、ステージ3で50%、ステージ4で10%となっています。
胃がんの中でも上皮がん、非上皮がん、スキルス性胃がんに分かれ、上皮がんの中でも腺がん・扁平上皮がん・腺扁平上皮がんに分類され進行状況によって変わってきます。
発病する要因は、胃粘膜を傷つける塩分の多い食事を控える他、タバコ、アルコールなどがあります。特に喫煙者は非喫煙者に比べ、1.5~2倍の発症率になると言われており、胃の入り口に近い部位のがんでは、喫煙者では約3倍、さらにアルコールも両方のむ人は約5倍とその発症率は高くなります
逆に緑黄色野菜の中のベータカロチンは胃がんを予防する作用があり、しそ、モロヘイヤ、にんじん パセリ、バジル、ほうれん草等を食事に組み合わせることで予防に効果があると言われています。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
胃癌…。私が癌になるなら胃癌かなぁ…と感じている。
なんと言っても私の場合、慢性胃炎持ちだからだ。
しかし、早期胃癌は他の疾患と比べても予後も良く生存率高いし、私の身内にも全摘した人が何人かいるが20年たってもピンピンしているので絶望視することはない疾患です。
胃癌にもそれぞれ進行度を現すステージ1から4まで分かれていますが、それと同様に深達度とリンパ節転移や他臓器の転移とそれぞれに分類されています。
最も怖い胃癌の種類と言われているのがのがスキルス性ですね。スキルスは何せ進行がとんでもなく早い!!
しかも初期症状が特になく気が付いた時には…。というケースが多いですね(胃癌では最も怖い!!)
特に30代から40代の女性に多いという結果が…(私も危険!)
スキルスは初期症状が殆んどないと言われていますが、実はあの時の胃の不快感が…というケースが多い。
看護師ならその症状に気が付けるようにしなければなりませんよね。