用語解説
用語の読み
こんびにじゅしん
用語の意味
コンビニ受診とは、平日に休めない・日中には用事がある、などの理由から、ごく軽い症状・軽症などの緊急を要さない症状で病院の夜間や休日などに緊急外来としてコンビニのように気軽に利用することをいいます。
通常、病院では、日中に多くの患者を検診できるように人員を配置しており、夜間・休日は、重症の患者や入院している患者を検診しなければなりません。しかし、軽症の患者が時間外に多く来ると、全体を見るために、重症の患者を受け入れることが出来なかったり、入院患者の容態の急変などの対応に追いつかなくなったりします。
また、夜間や休日では、通常よりも医者が少なくなり、睡眠時間をすり減らして患者を検診するため医者の睡眠時間が患者が多い分無くなります。さらに、コンビニ検診に来る患者の殆どが、専門医による高度医療や精密医療を希望したりすることや、対応をせずに患者を断ると、モンスターペイシェントと化す場合が多いです。これらが医者の負担となり医療ミスなどにつながり、退職数を増やす原因になり地域の医療崩壊を引き起こす原因になりかねません。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
最近は患者のモラルの低下もありコンビニと勘違いして??時間外に平然と受診してくる患者が多いように感じます。
これが医療崩壊の一つの要因となっていることは間違いないですよね。
特に迷惑な患者は、深夜になってから便秘や結膜炎、微熱程度の熱で受診してくる患者です。
又、子供が夜になって熱が出た、咳が出るなんてのも多いですね。
通常の受診時間に何故来院出来ないのか???(多くの理由は仕事や日中は混んでいるからなんてのが理由)
特にコンビニ受診は小児科が多いと問題視されていますが。
「お父さんお母さんも多少の知識は付けましょうね」とつい言いたくなってしまいませんか??
しかも夜間の場合は1日分程度の薬しか処方しかされませんから、結局、また来院するしかない!しかし、これにも「ブーブー」とクレームを付ける患者…。
コンビニ受診を撲滅するために、ドクターの中には時間外受診をしてくる軽症の患者には自費診療を行うべきと考えている人もいるようです(一定の効果があるかも…)
病院によっては実際に時間外診察料を取り入れている所も多いようですね。…しかしこれでコンビニ受診は少なくなるのか??今後の評価に期待したい。