ドレーンからの感染予防

ドレーンからの感染予防【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2014年10月20日
最終更新日:2020年08月30日
(変更日:2020年9月1日) ※

目的

  • ドレーンからの感染予防について理解を深め、適切なケアを行う

観察項目

  • 発熱、挿入部の腫脹・疼痛・発赤の有無
  • 膿の有無と色
  • 排液の色・性状・量・臭い
  • ドレーンの閉塞・屈曲の有無

アセスメント

  • 人間の身体にとってドレーンは異物であり、体内と体外をつなぐドレーンを挿入することで感染のリスクが高くなる

ドレーンにおける感染原因

  • 皮膚の常在菌や病原菌、通過菌などの外来菌による挿入部の汚染・感染
  • ドレーンと排液バックとの接続部、コネクター、三方活栓からの汚染
  • 排液(浸出液)の逆行による逆行性感染
開放式ドレーンは体外の外界と接触しているため、感染のリスクが高くなる

看護のポイント

感染予防に努める

  • 患者に触れる前後に手洗いを励行する
  • 無菌操作でガーゼ交換を行う
  • 体内で排液が停滞するのを防ぐ
    • 効果的にドレナージが行われるよう、排液が流れやすい体位を工夫する
  • 逆行性感染を予防する
    • 閉鎖式ドレーンの排液バッグは、挿入部より常に低い位置に固定する

感染徴候を早期に発見する

  • ドレーン挿入部、排液の色、性状・量・臭いの観察
  • バイタルサインなど全身状態の観察
通常よりも排液量が急激に変化したり、色や性状・臭いの変化か見られた場合は速やかに医師に報告する
ドレーンの挿入部分の発赤や腫脹、熱感などに注意して観察を行う
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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