用語解説
用語の読み
おー・じぇー・てぃー
用語の意味
OJT(On the Job Training)とは実際の業務を通して訓練を積むことで、現在様々な企業で行なわれている職業指導手法です。指導者や先輩から業務を通して現場に必要な心構え・知識・技術の習得が望めます。
新人看護師研修においては、実際に業務に携わることで看護師としての自覚及び更なる向上心を芽生えや、新人看護師の支援による他のスタッフの成長、チームワークの向上も期待されます。
新人看護師研修でのOJTは、講義、演習・シミュレーション、臨床現場の順で行なわれます。特に手術や医療処置など、侵襲性の高い行為については、十分な段階を踏んで行なう必要があります。
OJTの基本的な流れは、まず講義で必要な技術や注意事項などを学習し、次に指導者による手本を見学、そして指導者によるサポートを交えながらのシミュレーション、続いて指導者のもと臨床現場での実践に入ります。指導者は段階ごとに新人看護師を評価し、十分な評価が得られなかった場合は1つ前の段階に戻るなどの処置がとられます。新人看護師には、段階ごとに自分の行動を振り返り、何ができるようになり、何が課題なのかを見出すことが重要となります。
OJTは集合研修、自己学習と組み合わせると更に効果的と言われます。例えば医療安全の研修では、e-ラーニングなどで自己学習をしたあと、集合研修に参加、それから臨床現場にて指導者とともに実施し、実施後は行為を振り返るなどの順番で研修を進める方法が考えられます。
これまで、職業訓練または職業能力開発の公的な助成金はOff-JT(Off the Job Training:社外研修)に限られてきました。しかし、平成23年度から「キャリア形成促進助成金」が改定され、OJTにおいても経費や研修者の一部賃金が助成されることになりました。看護現場におけるOJTもより活性化されることが見込まれます。
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看護師・椿(つばき)の一言コメント
![看護師・椿(つばき)](https://www.nurse-happylife.com/wp-content/themes/nursehappylife/img/share/tubaki2_200x200.jpg)
OJT=実務トレーニングと言った方が解りやすいか…。
新人看護師の教育って大変ですよね…。
なんと日本の病院の約8割以上!!がプリセプ制度を導入しています。
新人看護師(プリセプティ)に対してOJT(プリセプター)が教育、臨床経験をしていくトレーニングシステムという感じになりますね。
私もプリセプをした経験がありますが新人を育てるのって大変…ですよね
まぁ自分も最初は新人同じようにプリセプが苦労していたのならお互いさまということで…。
最初の基本がまさに大事!!しかし…プリセプによって指導の仕方も対応、考え方も違いがあったりして、教えられるプリセプティもそれぞれに苦労があるものです。
OJT研修も行かされたなぁ…。最近はOJTシートやポートフォリオ等を使って成長記録を付けていくと言うのが主流の様です。昔は単にレポートみたいな感じだったような??(時代を感じる…)
しかし、せっかく苦労して育ててもすぐに辞職してしまう看護師なども多く…結局は報われない羽目に…。