用語解説
用語の読み
こうせいねんきん
用語の意味
厚生年金保険とは社会保険制度のひとつで、一定の事業所に使用される労働者を被保険者とし、被保険者の老齢、障害及び死亡について保険給付を行ない、被用者やその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的としています。
厚生年金保険への加入が義務づけられる事業所は国・地方公共団体または法人の事業所や、個人経営で常時5人以上の従業員を使用する事業所など。加入が任意となる事業所は個人経営で従業員が5人未満の事業所などです。
厚生年金保険の被保険者は、適用事業所で働く70歳未満の人で、法律上の雇用契約の有無は必ずしも関係ありません。ただ、1ヶ月以内の日雇い労働者、2ヶ月以内の臨時使用人などは適用除外者となります。
厚生年金保険では、月収に加え賞与についても保険料と年金額に完全に反映される総報酬制によって保険料が徴収されます。なお、保険料率は毎年9月に0.354%ずつ引き上げられます。
被保険者期間は、月単位で計算されます。従って、被保険者となった日が月の末日でも、その月は1ヶ月とされ、反対に適用が除外された日が月の末日でも、その月は被保険者期間に算入されません。なお、被保険者資格の取得と喪失が同一月だった場合、その月は1ヶ月の被保険者期間とされます。また、同一月に資格の取得が2回以上ある場合は、1ヶ月として計算されます。
看護師も、勤務先に該当する年金制度に加入することになっています。看護師の年金は、勤務先によって以下のようになります。
- 個人開業医……国民年金
- 個人開業医(医療法人)……厚生年金
- 民間医療機関……厚生年金
- 国公立病院……共済年金(共済組合の組合員)
個人開業医のもとで働く場合、先生が1人でも医療法人化しているのであれば、厚生年金保険の適用となります。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
年金といえば、日本では20歳になったら誰もが加入しなければならない国民の義務となりますよね。
年金は、会社員などが加入する厚生年金と自営業者等が加入する国民年金、公務員が加入する共済年金に分けられます。これは国が社会保障の給付として行う公的年金になります。
その他にも企業が従業員の定年退職後の生活を図る企業年金や個人で加入する私的年金等もありますね。
厚生年金は正式名称「厚生年金保険」で、社会保険の一種と考えられています。
厚生年金の場合はやはり、国民年金よりも後々の…給付額が多いので、やはり!!加入するのなら厚生年金の方が良いですね(払う額も多くなるけど…)
それに老後の事を考えると(年金制度が崩壊しなければ)就職の際は、国民年金なのか厚生年金なのか、はたまた共済保険なのか(国公立は試験があるからな…)も重要ポイントとしておいた方がよさそうだね!!