心臓リハビリテーションの基礎知識
心臓リハビリテーションの基礎知識【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2015年4月23日
最終更新日:2018年04月07日
(変更日:2015年6月24日) ※
目的
- 心臓リハビリテーションの基礎知識について理解を深める
心臓リハビリテーションの目的
- 心臓血管疾患の患者の再発予防や、QOLを改善することを目的とし、運動療法をはじめ、食事、服薬、禁煙などの患者教育やカウンセリングなどのサポートを総合的に行う長期的なプログラムのことをいう
- 運動療法が中心となることが多い
- 患者の状態を適宜評価しながら、個々の患者に合わせ、適切な強度の運動を継続することが重要となる
- 医師、看護師、理学療法士、栄養士、社会福祉士および 在宅看護チームなどさまざまな職種が連携して行う
- 入院から退院までの約3ヶ月を目安に行うが、このリハビリテーションによって、生存率の上昇や再入院率の低下など成功例が数多くある
心臓リハビリテーションの実際
- 適応となるのは、急性心筋梗塞、狭心症、心不全、大血管疾患、閉塞性動脈硬化症、心臓手術後(バイパス手術・弁膜症手術など)などの患者
- 時期により、3つの段階に分類される
- 急性期(PhaseⅠ):発症(入院)時から退院までの期間
- 回復期(PhaseⅡ):退院後、社会復帰までの期間
- 維持期(PhaseⅢ):社会復帰後、生涯にわたる期間
- 必要となる職種
- 医師:主に心臓リハビリテーション科や循環器科の医師であり、循環器疾患や運動心臓病学についての教育などを行う
- 看護師:疾患に対するケア、救急処置、日常生活における指導などを行う
- 理学療法士:医師の指示のもと、患者への運動指導を行う
- 管理栄養士:生活習慣病予防のための食事指導を、患者や家族に対して行う
- 薬剤師:服薬指導を、患者や家族に対して行う
- 臨床検査技師:運動負荷試験などを行う
- 臨床心理士:患者のストレスの管理を行い、患者ならびに家族からの精神・心理相談に対応する
今の日本の現状では、回復期や維持期のリハビリが可能な施設が少ないのが現状である
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実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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