用語解説
用語の読み
わーく・らいふ・ばらんすちいきすいしんれんらくきょうぎかい
用語の意味
ワーク・ライフ・バランス(以後WLB)地域推進連絡協議会とは、社団法人日本看護協会と都道府県看護協会が行なう「看護職のWLB推進ワークショップ」事業の報告ならびに情報共有・意見交換を目的とした会合です。
開催する県の看護協会でWLB推進の中心的役割を担う者や、WLB推進に取り組む病院の看護部長・事務責任者などが、運営実績や課題及び成果、今後の方針を報告し、看護管理者、学識者などを交えた意見交換を行ないます。
なお「看護職のWLB推進ワークショップ」とは、地域においてWLB実現に取り組む医療施設を支援し、看護労働環境が改善された医療機関の増加を目指して行なわれる事業で、平成23年度から3カ年にわたる開催が予定されています。
現在、高齢化が進む日本では、看護ニーズの拡大に伴う看護サービスの質の向上が求められます。
また、その一方で少子化問題から来る将来の看護職不足も課題となっています。
看護職の質と量を確保するためにも、仕事と生活の両立をサポートするシステムの構築は不可欠となります。
特に看護職は、夜勤や業務終了後の研修など、勤労時間が不規則になりがちです。
看護職として、長期間働けるようにするためにも、柔軟な勤務体系が求められます。
社団法人日本看護協会が検討する看護職のWLBには以下のものがあります。
- 勤務時間の長さが選べる。
- 勤務する時間帯が選べる。
- 勤務場所が選べる。
- 同一の病棟内でも2交代・3交代が選べるなど、交代制の勤務が選択できる。
- 専門的な看護職など、看護業務にバリエーションがある。
- 雇用形態・勤務形態の変更が容易。
- 長期休暇・短時間休暇制度がある。
- 非常勤・パート職員の均等処遇。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
ワーク・ライフ・バランス=仕事と生活のバランス
要はライフスタイルに合わせた働き方の提案をする考え方の一つですね。
特に看護師などの不規則な仕事の人や、
育児や介護を続けながら働ける環境の作り方を行っている事業ですね。
このライフ・ワーク・バランスは特に看護職の働き方の理想形な感じがしませんか??
それもそのはず、積極的に取り組んでいるのは日本看護協会ですからね。
第2回ワーク・ライフ・バランス)地域推進連絡協議会は、
今年2012年の2月に開催されました。
2011年度では20都道府県108施設がワークショップに参加!!
実際にWLBに参加をしている医療機関だからと、
入職希望者が増えた等の成果も現れているようです。
しかし、施設数の数を見てもまだ少ない!!というのが現状ですね。
この取り組みが実際に身近に感じられる日はまだまだ遠そうですよね。