認知症ケアの実際 2 排泄
認知症ケアの実際 2 排泄【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2015年9月10日
最終更新日:2015年9月10日
(変更日:2020年5月15日) ※
目的
- 認知症ケア(排泄)について理解を深め、適切なケアを行う
”排泄におけるケア”が必要となる理由
- 認知症のある人の場合、排泄が順調にいかないときは、周辺症状などにより
- 訴えを尊重し、羞恥心に配慮しながら前向きにケアを行う必要がある
ケアのポイント
排泄時の環境を整える
- 清潔の保持
- 機能的な環境であるか
- プライバシーの保護
- 麻痺などの症状に合わせた環境に配慮する など
排泄のリズムを把握する
- いつごろ、尿意・便意を感じるのか
- 排泄に関する訴えの有無
- 便秘傾向の有無 など
排泄の混乱が起こると、排泄前にズボンを下げる、ソワソワするなどの予兆がある
無駄におむつを使用しない
- ケア側の「楽だから」という都合で、安易におむつを使用しない
- 認知症の人の自尊心に配慮する
- おむつを装着しなくてもよい状態に移行する取り組みを行う
- 個々の水分摂取量の概算を出す
簡易計算法:本人の体重×30~35ml程度が標準の水分摂取量である
- 全身状態(発熱、尿量低下、脱水傾向、水分制限、脱水傾向)などを観察する
- 適切な水分量を供給する など
アセスメント
- 羞恥心に配慮した排泄ケアを行えているか
- 排泄する環境を整えることで、快適に排泄ができているか
- 個々の状態に合わせた水分摂取の促しができているか
- おむつを外す方向で行動できているか
- 排泄リズムに合わせた声かけができているか
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に関しては本記載内容とは対応が異なりますので、必ず各病院ごとに作成されている感染症ガイドラインに従ってください。
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