肺炎の基礎 11 医療・介護関連肺炎(NHCAP)

肺炎の基礎 11 医療・介護関連肺炎(NHCAP)【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2015年11月16日
最終更新日:2018年05月06日
(変更日:2015年11月6日) ※

目的

  • 医療・介護関連肺炎(NHCAP)について理解を深め、適切なケアを行う

医療・介護関連肺炎(NHCAP)の定義【NHCAPガイドライン】

  • 下記のいずれかの項目を満たす人に発症したもの
    • 長期療養型病床群もしくは介護施設に入所している
    • 90日以内に病院を退院した
    • 介護を必要とする高齢者、身障者
    • 通院にて継続的に血管内治療(透析、抗菌薬、化学療法、免疫抑制薬等による治療)を受けている

医療・介護関連肺炎(NHCAP)の治療方針

  • NHCAPの場合、背景に基礎疾患や合併症を持つ患者が発症するため、重症度を基準に予後を推測することは困難である
  • NHCAPの治療方針は、重症度のみならず治療区分も加味して決定する必要がある

治療区分

  • A群:外来治療を要する
  • B群:入院治療を要する(薬剤耐性菌関与のリスクがない)
  • C群:入院治療を要する(薬剤耐性菌関与のリスクがある)
  • D群:人工呼吸器管理あるいは集中治療を要する
入院加療を要するか否かは肺炎だけでなく、さまざまな基礎疾患や合併症、栄養状態、本人の意思などを含め、総合的に判断する必要がある
NHCAPの治療にあたっては耐性菌のリスク因子を含め、薬剤耐性菌の関与も考慮することが重要である

薬剤耐性菌のリスク因子とは何か

 

リスクなし

  • 過去3ヶ月以内に経管栄養や抗菌剤の投与がなく、経管栄養も施行されていない

リスクあり

  • 既往としてMRSAがある場合

 

アセスメント

  • 医療・介護関連肺炎(NHCAP)とは何かを理解しているか
  • 医療・介護関連肺炎(NHCAP)の治療方針についてポイントを理解しているか
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