目的
- 細菌性肺炎について理解を深め、適切なケアを行う
細菌性肺炎の症状
- 高熱
- 咳嗽
- 膿性痰
- 呼吸困難
- 食欲不振
- 全身倦怠感
- 胸痛
細菌性肺炎の診断
- 聴診で水泡音と肺胞呼吸音の減弱
- 打診で濁音の聴取
- 血液検査で
- 白血球数の異常増加
- CRP上昇
- 赤沈の亢進
- 低酸素血症の所見
- 胸部レントゲンにてAir Bronchogram(エアブロンコグラム)を伴った浸潤影
- 原因菌を推定するため
- 培養、グラム染色による喀痰検査
- レジオネラや肺炎球菌などの抗原迅速診断(尿検査)が行われる ←1つ上は「喀痰」検査ですが、これは「尿検査」ですので、そこは端折らないでください
細菌性肺炎の治療方針
- 基本的に抗菌剤を使用した薬物療法を中心に行う
薬物療法
- 原因となる細菌に感受性がある抗菌剤の投与
呼吸管理
- 適切な酸素投与
- 人工呼吸管理
対症療法
- 保温
- 安静
- 脱水や電解質バランスの補正
補助療法(状況により考慮)
- 免疫グロブリン、ステロイド、G-CSF投与
アセスメント
- 細菌性肺炎とは何かを理解しているか
- 細菌性肺炎の症状について理解しているか
- 治療方針について把握しているか