肺炎の基礎 16 非定型肺炎2 マイコプラズマ肺炎
肺炎の基礎 16 非定型肺炎2 マイコプラズマ肺炎【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2015年12月21日
最終更新日:2018年09月25日
(変更日:2018年11月15日) ※
目的
- マイコプラズマ肺炎について理解を深め、適切なケアを行う
特徴
- 高齢者の罹患は少なく、学童を含む健康な若年者(5歳~25歳くらいまで)がかかりやすい
- 飛沫・接触感染により肺炎を発症する
- 一般的に予後は良好
- 髄膜炎、中耳炎、脳炎などの合併症を伴うと重篤化することもある
症状
診断
- 他覚所見に乏しく、聴診でもラ音などの異常が認められないことが多い
- 胸部レントゲンにより、間質性陰影など多様な陰影が認められる
- 胸部CTで粒状影やスリガラス様陰影が認められる
- 血液検査で白血球の変化はほとんど見られない
- 赤沈の亢進、CRP陽性を呈する
- 寒冷凝集反応が認められる
確定診断
- 血性抗体価の測定(間接凝集反応、ペア血清による補体結合くだ反応)
- 遺伝子診断(LAMP法、PCR法)など
- 確定診断に必要な培養検査は、1週間以上かかるため、一般的には行われないことが多い
治療方針
- 第一選択はマクロライド系である
- ニューキノロン系、テトラサイクリン系も効果が期待できる
β-ラクタム系はすべて無効である
小児・妊婦はニューキノロン系、テトラサイクリン系は禁忌である
アセスメント
- マイコプラズマ肺炎の病態や特徴を理解しているか
- 好発年齢や基礎疾患の有無など、他の病原体による肺炎との違い
- 確定診断に必要な培養検査は1週間以上の時間を要するため、一般的には行われないことが多い
- 診断・治療法について理解できているか
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に関しては本記載内容とは対応が異なりますので、必ず各病院ごとに作成されている感染症ガイドラインに従ってください。
本コンテンツの情報により発生したトラブル、損害、不測の事態などについて、当社は一切の責任を負いかねますので、予めご了承いただきますようお願いいたします。
※コンテンツの日付け表記ついて「公開日…ページを公開した日」、「最終更新日…情報を更新した日」、「変更日…システムやデザインの変更を行った日」をそれぞれ指します。
「いまさら聞けない看護技術」の最新情報をチェックしよう
当サイトは、「あした仕事で使う知識を学べる」ナース専用のハウツーサイトです。
Facebook または Twitter で最新情報をチェックして、職場の同僚と差をつけよう!
Follow us!
ナースの転職サイト比較ランキング ベスト3
転職しようかな…と考えている看護師の方には、以下の転職支援サービスの利用がおすすめです。
-
看護roo!(カンゴルー)
● 当サイト人気No.1!
● 利用者満足度は96.2%
● 関東/関西/東海エリアに強い
● 病院のほか資格が活かせる求人も豊富
公式サイト 口コミ・詳細 -
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
● 求人数トップクラス
● 累計利用者数は40万人突破!
● 病院求人多数
● がっつり働きたい人におすすめ
公式サイト 口コミ・詳細 -
マイナビ看護師
● CM多数!大手転職支援サービス
● 全国各地の求人をカバー
● ブランク・未経験OK求人が多い
公式サイト 口コミ・詳細
もっと詳しく知りたい方は、「ナースの転職サイト比較ランキングBest5」をご覧になり、自分にあった転職サイトを探してみてください!
ナースハッピーライフを通じて転職支援サービスに登録いただくと、売上の一部がナースハッピーライフに還元されることがあり、看護技術の記事作成や運営費に充当することができます。応援お願いいたします。