肺炎の基礎 20 ウイルス性肺炎

肺炎の基礎 20 ウイルス性肺炎【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • ウイルス性肺炎について理解を深め、適切なケアを行う

ウイルス性肺炎の特徴

  • 全身性ウイルスが原因の肺炎と、呼吸器ウイルスが原因の肺炎に分けられる
  • 二次性細菌性肺炎や細菌との混合感染を併発することが多い
  • 市中感染型肺炎の原因の多くは、ウイルスによるものである
  • ウイルス性肺炎の多くは3週間以内に完治するが、まれに重篤化し、死に至る
  • 主な感染経路は接触・飛沫感染である
  • 免疫機能が低下している人の場合、CMVの回帰感染による肝炎や肺炎などをはじめとする重篤な全身感染症を起こすことがある
小児の肺炎は、大半の場合、ウイルスが原因である

原因となるウイルス

全身性ウイルス

  • 風疹ウイルス
  • 麻疹ウイルス
  • サイトメガロウイルス(CMV)
  • エプスタイン・バーウイルス(EBV)
  • 単純ヘルペスウイルス(HSV)
  • 水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV) など

呼吸器系ウイルス

  • アデノウイルス
  • インフルエンザウイルス
  • パラインフルエンザウイルス
  • RSウイルス   など

症状

  • 発熱、持続する高熱(39℃以上)
  • 悪寒、震え
  • 乾性咳嗽
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 全身倦怠感
  • 息切れ
  • 発汗 など

診断

  • 聴診にて水泡音、断続性のクラックル音(パチパチ)、喘鳴が聞かれる
  • 胸部レントゲン検査ですりガラス様の陰影が認められる
  • 胸部CT検査にて肺機能の状態を確認する
  • 血液検査で細菌性肺炎との鑑別を行う
  • 痰培養検査で原因病原体の特定をする
場合により、気管支鏡検査を行うことも稀にある。

治療方針

  • 身体症状の改善と原因菌の除去を中心に治療を行う

身体症状の改善

  • 解熱鎮痛剤
  • 鎮咳剤
  • 酸素療法
  • 呼吸療法

原因となるウイルスに対応した抗ウイルス薬

  • A型インフルエンザウイルス:アマンタジン
  • A型、B型インフルエンザウイルス:ザナミビル、オセルタミビル
  • ヘルペスウイルス:アシクロビル
  • C型肝炎ウイルス:リバビリン
  • サイトメガロウイルス:ガンシクロビル、ホスカルネット
  • RSウイルス:バリミズバム(基本的には予防投与)

アセスメント

  • ウイルス性肺炎の病態を理解しているか
  • 診断や治療方針などの把握ができているか
  • 免疫機能低下の可能性や、重篤化しやすい状況を把握できているか
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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