目的
- 肺炎の急性期に使用される薬剤について理解を深め、適切なケアを行う
主な原因菌に対する抗菌薬
肺炎球菌
第一選択薬剤
PISP(ペニシリン低感受性肺炎球菌)の場合は、通常の2~3倍の量を用いる
PISP(ペニシリン低感受性肺炎球菌)が原因菌の例は極めて少ない
有効性が高い薬剤
- 髄膜炎合併の場合
- グリコペプチド系(バンコマイシン)
- カルバペネム系
黄色ブドウ球菌
第一選択薬剤
有効性が高い薬剤
- MRSAの場合
- グリコペプチド系(バンコマイシン)
- アミノグルコシド系(アルベカシン)
過剰なバンコマイシンの使用は、バンコマイシン耐性陽球菌(VRE)発生の原因となる為、適正に使用する
MRSAは多剤耐性菌であり、β-ラクタム系(ペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系)、マクロライド系、アミノグリコシド系などは無効
クレブシエラ(肺炎桿菌)
第一選択薬剤
有効性が高い薬剤
ペニシリン系薬剤の使用による”菌交代現象”が原因となる発症例が多いため、それまでにペニシリン系薬剤を使用している場合は、中止を検討することもある
インフルエンザ菌
第一選択薬剤
- β-ラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン
- 第三世代セフェム系
- ニューキノロン系
有効性が高い薬剤
アンピシリン耐性菌は約40%の割合を占めており、近年、増えてきている
抗菌薬の種類と注意点
アミノグリコシド系
主な副作用と注意点
主な抗菌薬の商品名
オキサゾリジノン系
主な副作用と注意点
主な抗菌薬の商品名
カルバペネム系
主な副作用と注意点
セレニカR、デパケンなどの抗てんかん薬との併用は禁忌である
主な抗菌薬の商品名
- オメガシン®
- カルベニン®
- チエナム®
- フィニバックス®
- メロペン® など
キノロン系
主な副作用と注意点
非ステロイド系抗炎症剤(ボルタレンなど)との併用で痙攣を引き起こす危険性がある
主な抗菌薬の商品名
- アベロックス®
- クラビット®
- シプロキサン®
- ジェニナック®
- パシル® など
セフェム系
主な副作用と注意点
- アレルギー反応
- 急性腎不全(利尿剤との併用時は特に注意)
主な抗菌薬の商品名
- パンスポリン®
- フロモックス®
- モダシン®
- ロセフィン® など
ペニシリン系
主な副作用と注意点
主な抗菌薬の商品名
マクロライド系
主な副作用と注意点
- 悪心
- 嘔吐
- 食欲不振
- 出血傾向(ワーファリン®との併用にて)
主な抗菌薬の商品名
急性期にはエンピリック治療を行うことが推奨されている
発疹の出現は薬剤性アレルギーの可能性が高いため、速やかに医師に報告する
薬剤アレルギーで発熱する場合がある
アセスメント
- 各種抗菌剤の副作用について理解しているか
- 抗菌剤による副作用の有無を観察できているか
- 薬剤アレルギーの可能性を考慮した観察ができているか
「いまさら聞けない看護技術」の最新情報をチェックしよう
当サイトは、「あした仕事で使う知識を学べる」ナース専用のハウツーサイトです。
Facebook または Twitter で最新情報をチェックして、職場の同僚と差をつけよう!
Follow us!