肺炎の看護の基礎 7 回復期の看護

肺炎の看護の基礎 7 回復期の看護【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2016年4月12日
最終更新日:2020年08月31日
(変更日:2020年9月1日) ※

目的

  • 肺炎の回復期の看護について理解を深め、適切なケアを行う

再発予防への指導の重要性

  • 肺炎は、免疫力の低下、誤嚥、細菌感染などが原因で起こる
  • さまざまな原因により再発しやすい疾患である
  • 繰り返す肺炎は、ADLの低下による寝たきりや生命の危険につながる場合がある
  • 本人や家族に感染予防策や生活指導の必要性について理解してもらうことは、肺炎の再発防止につながる

患者指導のポイント

排痰指導

  • 体に必要以上の負荷をかけない排痰の方法を理解してもらう(ハフィング、胸郭ストレッチなど)
  • 呼吸リハビリテーションの必要性について説明する

免疫力の強化

  • ワクチン接種(肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチン)の必要性について説明する
  • 日ごろから十分な栄養を摂る
肺炎球菌ワクチン:1回の接種で5年間有効
インフルエンザワクチン:毎年、流行する時期の前に接種

感染予防策

  • 外出時はマスクを着用し、外出後は手洗い、手指消毒をする等の感染対策を実施する
  • 起床時、毎食後の口腔ケア(歯磨き・含嗽)
口腔ケア(口腔内を清潔に保つこと)が再発防止には重要である
  • 定期的に健康診断を受ける
特に免疫機能が低下している可能性がある人、COPDなどの慢性的な肺疾患を持つ患者は、肺炎により死に至る可能性があるため、感染予防は重要である

アセスメント

  • 患者指導のポイントについて理解できているか
  • 患者や家族の理解度に合った指導ができているか
  • 予防行動が重要であることを説明できるか
回復期は再発予防が重要であり、指導内容を十分理解し、実践することが大切
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