輸血の基礎 1 血液とは

輸血の基礎 1 血液とは【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 血液の概要について理解を深め、適切なケアを行う

血液の成分

 

血球 45% 赤血球:血液1㎣に成人男子約500万個、成人女子約450万個、幼児約690万個
白血球:血液1㎣に成人で平均7,500個
血小板:血液1㎣に約20~40万個
血漿 55% 水:91%
電解質(Na、Cl、K、HCO3など):1%
血漿タンパク(アルブミン、グロブリン、凝固因子など):7%
その他(アミノ酸、脂質、糖質、ビタミン、アミノ酸、ホルモンなど):1%
  • 血球は血液の細胞成分であり、全血液量の約45%を占める
  • 血球の主たる成分と占める割合は、
    • 赤血球(99%以上)
    • 白血球(1%未満)
    • 血小板(1%未満)である

血液の役割

運搬

  • 組織や細胞に以下の物質を運搬する
    • 酸素
    • 二酸化炭素
    • 栄養素
    • 免疫物質
    • ホルモン
  • 老廃物を運搬し、腎臓でろ過された後、尿として排出される

生体防御

  • 止血作用があり、体の血液循環量を維持する
  • 細菌など病原体を除去する

体内環境の維持

  • 体温調整
  • pHの維持
血漿の正常なpH値は7.前後で弱アルカリである
pH値が7.4より下降するとアシドーシス、上昇するとアルカローシスになる
重度になると死亡することがある
  • 浸透圧の維持
血液と組織液の浸透圧は平衡状態を保っている
何らかの原因で、血液の浸透圧が低下すると、血液中の水分が組織へ移動し、むくみなどが生じる場合がある

血液の型

ABO血液型

  • 一般的に広く知られており、赤血球をはじめ、多くの細胞や組織に存在する
    • A型:A型物質を持っている
    • B型:B型物質を持っている
    • AB型:A型物質、B型物質ともに持っている
    • O型:A型物質、B型物質いずれも持っていない

Rh血液型

  • 赤血球だけに存在している
  • 抗原には5種類ある(D、C、c、E、e)
  • 抗原を全て持っている人もいるが、少ない人もいる
  • 持っている抗原の数が一番少ない人でも、Cかcのいずれか1つ、Eかeのいずれか1つはあり、合計2種類の抗原を持っている
  • D抗原を持っていない人はRhマイナス型に分類される
  • D抗原しか持たない人(-D-、バーディーバー型)や抗原をまったく持たない人(Rhナル型)もいる

HLA型

  • ヒト白血球抗原(HLA=Human Leukocyte Antigen)は、大別するとA、B、C、DR、DQ、DPに分けられ、様々な型がある
  • HLAは白血球だけでなく、赤血球以外のさまざまな組織や細胞に存在している
  • 自分と他人の細胞または健康な細胞と病気の細胞の区別を行う
骨髄移植の際には、HLA型、なかでもA、B、DRの型を厳密にあわせ、他人の細胞と区別されないようにする必要がある
HLA抗体により、輸血した血小板が破壊されるケースもあるため、血小板輸血の際はHLA型を調べることが必要である

血漿型

  • 量に個人差はあるものの、非常に多くの成分を含んでいる
IgAが欠損している人の場合、輸血(自己血ではない他人由来の同種類の輸血)により抗体が作られ、強い副作用が生じることがある
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
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