用語解説
用語の読み
しゃかいほしょうこくみんかいぎ
用語の意味
平成20年1月に福田康夫内閣の閣議決定により設置された、社会保障のあり方と財源問題を含む今後の改革の方向を議論するための会議です。国民目線で議論する場として、メンバーは民間の有識者を加え、首相や厚生労働大臣たちも参加しました。「雇用・年金」「医療・介護・福祉」「少子化・仕事と生活の調和」の3つの分科会を置き、合計で31回に渡る会議のもと、同年6月に中間報告が、また11月には最終報告が発表されました。
中間報告では、社会保障制度が私たちの生活を支える最も重要な社会基盤であることを再認識すると同時に、少子化対策への取り組みの遅れや、高齢化の進行に伴う高齢者への社会保障・給付金の問題、医療・介護サービス提供体制およびセイフティネット機能の劣化等、今日の社会保障が直面する課題が指摘されています。それを受け、制度の持続可能性の確保および社会保障の機能強化に重点をおいた以下の改革が提起されました。
①公的年金の未納問題や無年金・低年金問題への対応を含む高齢期の所得保障
②医療・介護・福祉サービス体制の見直し
③少子化・次世代育成支援対策
④セイフティネットの強化。
最終報告ではこれらに加え、論点として残った低所得者対策や医療・介護費用のシミュレーションの実施、新しい次世代育成支援システムのあり方について、現行制度の問題点を明らかにし、その改善策がまとめられています。
また、平成19年にとりまとめた「子供と家族を応援する日本」重点戦略会議報告とあわせて、年金、医療・介護、少子化対策のそれぞれの課題や必要とされる財源の規模にも言及しています。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
社会保障国民会議は将来の社会保障について話し合われる会議の事ですね。
設置されてから約10カ月で3つの分科会で31回に及ぶ会議が行われたようです。
平成20年度の11月に最終報告をしたようだがその内容で看護師に関わる内容での医療・介護・福祉改革では…
①医療や介護にかかる需要の増加として財源の確保(これは国に…)
②病院における人的物的資源の不足から救急医療問題や地域医療・産科医・小児科医の不足等の課題に対して(これも国に…)
③サービスの提供体制の構造改革として、病床数の効率化・高度化地域における医療ネットワーク・専門職の機能・役割分担の見直し等(これも国?)
④診療報酬・介護報酬の見直し(これも国)
⑤医療と介護の将来(…??)
つまりは財源確保のため、消費税を5%⇒13.5%に上げれば医療や介護サービスの将来あるべき姿でいられるのでどうしても消費税のアップが必要と言うことだ!!
今現在、医療や介護サービスは41兆円の費用が掛っていると言われているが2025年には91兆円と見込まれていることからも今騒がれている消費税アップは避けられないのだろう…(汗)