用語解説
用語の読み
せかいほけんきこう(だぶりゅ・えいち・おー)
用語の意味
世界保健機関とは、昭和21年にニューヨークで61カ国の代表により署名された世界保健憲章に基づき、昭和23年に設立された国際連合の専門機関の1つです。憲章第1条の「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的に掲げ、以下の事業を展開しています。⑴医学情報の総合調整 ⑵国際保健事業の指導的かつ調整的機関としての活動 ⑶保健事業の強化についての世界各国への技術的協力 ⑷感染症および他の疾病の撲滅事業の奨励・促進 ⑸保健分野の研究の促進・指導 ⑹生物学的製剤および類似の製品、食品に関する国際的基準の発展・向上。
世界保健機関は各加盟国によって構成され、その活動財源は加盟国の義務的分担金により賄われる通常予算と、加盟国および民間団体等からの任意拠出に基づく予算外拠出からなっています。平成23年現在、世界保健機関の加盟国は193カ国に上ります。日本が世界保健機関に加盟したのは昭和26年でした。世界保健機関の本部は多くの国際機関が集まるスイスのジュネーブに置かれています。毎年1回ジュネーブで開催される世界保健総会は世界保健機関の最高意思決定機関であり、各加盟国から保健大臣等の多くの閣僚が参加します。
平成23年の第128回世界保健機関執行理事会において、世界保健機関が扱う分野の多様化という最近の流れを反映し、多岐に渡る専門的課題が話し合われました。エイズの世界戦略の案分や保健システムの強化に加え、世界保健機関の管理・運営に関する課題についても活発な議論が行なわれました。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
WHO!!を知らない人はいませんよね。
WHOにおける健康の定義と言えば、健康とは肉体的にも精神的にも社会的にも健康な状態の事を意味します(すごーく簡単に説明して見ました)これは看護学生時代に丸暗記しましたよね。
原文は英語なので色々和訳がありますが簡単に言うとこんな所でしょう。
人間の健康を基本的人権の一つと捉える事が理念!!国連機関になります。
有名どころの活動としてはユニセフが挙げられるでしょうかね。
本部はスイスにありますが日本にも一般財団法人世界保健機構日本財団なるものが設立されています。
一時この団体は詐欺行為を働いているのではないかとネットで出回りましたが、これはWHOのロゴマークを使用し営利活動を行っている偽物がいるからこのような噂が流れたらしいです。
世界的な団体は知名度も高いし悪用しやすいのでこのような輩が出てくるのかもしれません。くれぐれも用心しましょう。