用語解説
用語の読み
にほんせきじゅうじ
用語の意味
日本赤十字は世界186カ国にある赤十字・赤新月社のひとつとして、日本赤十字社法という法律に基づいて設立された法人です。赤十字とは「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」という7つの普遍的な原則のもと、世界最大のネットワークを持って活動する人道機関です。
創始者はアンリー・デュナンで、戦場で「苦しむ人々を敵味方の区別無く救護する」との思いからから、赤十字は誕生しました。日本では、明治10年に創設された博愛社を前身とし、日本政府のジュネーブ条約加入に伴い、明治20年に日本赤十字社と改称しました。日本赤十字社の本社は東京にあり、全47都道府県に支部、病・産院、血液センター、社会福祉施設などを持ちます。日本赤十字社の活動は、毎年一定の資金を提供する社員や、様々な活動を展開するボランティアによって支えられます。
日本赤十字の活動は、血液事業や医療事業のみならず、紛争や災害などの救護活動まで多岐に渡り、海外でも活動しています。具体的には国際救援・開発協力要員の海外派遣、被災地への救護員派遣、救急法・健康生活支援講習などの開催や児童生徒の育成を目指す活動、全国に28ヵ所ある児童、老人のための福祉施設の社会福祉事業があります。また、国の内外で活躍できる看護師などを養成する赤十字看護専門学校も運営しています。
赤十字看護専門学校では赤十字の理念に基づく特色ある教育を実施しています。例えば基礎分野で「人権と赤十字」「赤十字活動論」、専門基礎分野に「災害医療論」、統合分野に「災害看護論」の科目を設けるとともに、外国の言語や分科の学習を通した国際理解を養うカリキュラムが行われます
看護師・椿(つばき)の一言コメント
日本赤十字の活動と言えば、国内災害救護・国際的活動・赤十字病院・献血・義援金・寄付等などではないでしょうか。
今回の東日本大震災では多くの赤十字スタッフが救援活動に尽力しましたよね。
災害時における日本赤十字の役割はとても大きなものですよね。
又、日本赤十字では看護師の育成にも力を入れており、中でも赤十字看護大学が代表格!!ですよね。
現在日本には日本赤十字関連の学校は看護大学が6校・短大1校・看護学校17校・助産師学校1校があります。
日本赤十字大学の偏差値は55!!看護大学ランキングでは7位と難関看護大学の一つになります。(私も受験時候補に挙がっていたが…涙)