プライマリーナーシング

プライマリーナーシング【いまさら聞けない看護用語・略語】
公開日:2016年8月16日
最終更新日:2016年8月16日
(変更日:2016年8月5日) ※

用語解説

用語の読み

ぷらいまりーなーしんぐ

用語の意味

プライマリーナーシングとは、日本語に訳すと「専任看護師制」であり、1人の患者に専任の看護師が1人付き、入院から退院まで継続して受け持つ看護方式のひとつです。

専任看護師のことをプライマリーナースと呼び、1人のプライマリーナースが、1人の患者を責任をもって最後まで看護ケアを行うことで、病状の把握はもちろん、患者ニーズの合わせた看護を実現するための制度です。一方、複数人がチームを組んでチームで複数の患者を看護する方法をチームナーシングと呼びます。

 

プライマリーナーシングは、まず、プライマリーナースを決定することから始まります。任命されたプライマリーナースは、受け持ちの患者の看護計画を立て、入院から退院まで一貫して担当します。

プライマリーナースの不在時には、別の看護師(アソシエイトナース)が看護を担当します。担当の患者が退院すると、サマリーの報告を行い、プライマリーナースの業務を終了します。

 

プライマリーナーシングのメリットには以下の点が挙げられます。

  • 1人の患者の病状やニーズを把握し、質の高い看護ができる
  • 「自分の患者」ができるため、責任感と満足感を得ることができ、自主性も育まれる
  • 患者が安心し心を開きやすいため、信頼関係を築きやすい。

 

一方、プライマリーナーシングのデメリットは以下の通りです。

  • プライマリーナースによって看護の質に差が出てしまう可能性がある
  • 患者数だけ看護師が必要になるため、他の看護方式に比べて人員を多く要する
  • 看護師間のコミュニケーションをとる機会があまり多くない

 

これらのデメリットを解消するため、日本独自の看護方式として、プライマリーナーシングとチームナーシングを組み合わせた、『モジュールナーシング』という方法をとっている病院もあります。

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