目的
- 人工呼吸器装着患者への日々のケアの基本と、注意すべき観察ポイントを理解する
ケアのポイント
人工呼吸器の役割を理解する
- 人工呼吸器は換気の代替、補助をしている
- 安易に接続を外さない
- 人工呼吸器は換気の代替や補助をする機器のため、安易な理由で接続は外してはならない
- 接続を外すことで、呼吸ができないストレスを患者に与える
- PEEPの解除や大気への開放につながり感染管理やその後の呼吸状態へ影響を与える。
- ケア後に人工呼吸器の接続を忘れ、生命にかかわる重大な医療事故にもつながりかねないため、ケアの終了後は、必ず再接続を行う
自分の役割を理解する
- 慣れないうちは先輩看護師の手伝いに回ることが多いが、自分は何をすべきかを先輩看護師に必ず確認する
- 声に出して自分の役割を確認する
- 患者を不安にさせないよう、自分が行うべきことは声を出して確認する
人として関わること
- 患者への「挨拶」「ケアを行う前の声かけ」は、必ず行うこと
- ケアの最中も声かけは忘れないようにする
- ケア中も、可能な限り、患者に対する笑顔を見せる
アセスメント
- 人工呼吸を行う患者の病態を理解しているか
- 人工呼吸器の役割や、期待される治療効果を理解しているか
- ケア中は、患者の顔を見ているか、あるいは自分の顔を患者に見せているか
- ケア中は、適切な観察が行えているか
- ケア終了後、人工呼吸器の接続を確認できているか