人工呼吸器による酸素化

人工呼吸器による酸素化【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2016年12月15日
最終更新日:2016年12月15日
(変更日:2016年11月4日) ※

目的

  • 人工呼吸器による酸素化の意味を理解することができる

 

酸素化とは

  • 酸素化とは生体が必要とする酸素をガス交換によって取り込むことをいう
  • 酸素化の評価をする場合、どの程度のFio2が投与されているかを踏まえる必要がある
  • 酸素化の評価にはSPO2とPaO2が用いられる

 

FiO2とPaO2、SaO2とは

  • FiO2(吸入器酸素濃度)は吸入される酸素の濃度のこと
  • 0.21~1.0の範囲で設定される
FiO2 0.6以上を長時間吸入し続けると酸素毒性の危険性が高まると考えられている

 

  • PaO2は動脈血酸素分圧のことをさす
  • SaO2は動脈血酸素飽和度という
SaO2は動脈血を採取して測定したものとなる

 

代表的なポイント

  • SaO2が98%、PaO2が100%の時は、酸素化良好と判断できる
  • SaO2が90%、PaO2ga60%の時が、呼吸不全の境界線となる
    • これよりも数値が低い場合は、呼吸不全の状態にある
酸素分圧が60mmHgを下回ると、酸素飽和度が急激に低下し、ヘモグロビンが酸素と結合する割合が減ってしまうため、末梢組織に十分な酸素運搬が行えていない状態となる
  • PaO2とFio2を用いた酸素化の評価の計算方法には、P/F比と呼ばれる指標がある
  • PaO2÷FiO2で計算し、数値が高いほど酸素化が良好ということになる
    • 正常は300以上

 

アセスメント

  • 人工呼吸器による酸素化について理解できたか
  • 人工呼吸器を装着している患者さんの、酸素化の状態を予測できるか
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