人工呼吸器の構造 3 加温加湿

人工呼吸器の構造 3 加温加湿【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 人工呼吸器に接続する「加温加湿器」について知ることができる
  • 利用目的を理解し、適切な準備ができる

 

 人工呼吸器回路を加温・加湿する理由

  • 酸素ボンベや酸素配管から送られたガス(空気)は、乾燥しているため、このガスが通過する部分は、必要以上に乾燥してしまう
    • ガスが通過する部分
      • 挿管している場合:気管内への挿管チューブよりも奥側の、気管支(肺胞を含む)
      • 挿管していない場合:口腔・咽頭から、気管支(肺胞を含む)
  • これらの部位が過度に乾燥することで、次のような弊害がある
    • 線毛運動の低下、気管や気管支の上皮細胞の障害が起こりやすくなる
    • 乾燥により粘稠痰になりやすく、喀出困難に伴う肺炎・無気肺、気管チューブ内腔の狭窄や閉塞を起こしやすくなる
  • このため、気管挿管や気管切開により上気道をバイパスされた状態、あるいはマスク換気でも長期間に及ぶような場合は、加温加湿を行う必要がある
この加温加湿の役割は普段、上気道が担っている
  • 現在主流となっている加温加湿器は、pass-overという形状のものであり、チャンバ内の蒸留水を加温して、ガスが水面を通過するときに水蒸気を含ませるものである

 

準備する上での注意点

  • 加温加湿器の蒸留水の補充は、自動で行われるものと医療者が補充するものがある
  • 補充の際には液体が滅菌蒸留水であるか、期限は切れていないかを必ず確認する
  • 補充の際、上限線より多く水を入れると、加熱に時間を要して温度が不安定となる
  • 加温加湿器の電源は人工呼吸器とは別であることが多いため、電源が入っているかを確認する
  • 加温加湿器が温まっているか、手で触れて確認することもあるが、金属部分は高温のため、やけどへの注意が必要

 

 

本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
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