人工呼吸器の構造 5 ウォータートラップ

人工呼吸器の構造 5 ウォータートラップ【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • ウォータートラップについて理解することができる
  • ウォータートラップが必要となる場合を想定し、的確に準備ができる

 

ウォータートラップとは何か

  • 呼気回路あるいは吸気回路(両方の場合もある)に接続する
  • 中身が見えるよう、透明なケース状の形状をしている
  • 人工呼吸器回路内に付着した結露から発生した水滴が、人工呼吸器本体や患者へ流入することを防ぐため、その水分を一時的に溜めておく目的で使用される
加温湿器を使用して温められた吸気は、患者の気道に到達するまでにある程度は温度が低下し、この時に発生した水蒸気が回路内で水滴、結露となってたまってしまうことを防ぐ
水滴を防ぐための熱線入りチューブである場合や人工鼻を付けている場合はウォータートラップは不要となる

 

使用するときの注意点

準備するとき

  • 水滴が、ウォータートラップの中にきちんと落ち込むように、回路の中で一番低い位置に取り付ける
  • 接続箇所に隙間等がないか、きちんとはまっているかを確認する
  • 排水部が密栓されていることを確認する(貯水カップがコネクターと密栓されていることを確認する)
カップがきちんとはまっていないとそこから空気が漏れてリークとなり、患者に必要なガスが送られなくなるため、重大な事故に発展するリスクがある
実際に、医療機関からのヒヤリ・ハット報告の中に、ウォータートラップ接続不良の事例が複数報告されていることから、平成21年以降、注意喚起ラベルが貼付されることとなった

【注意喚起ラベルの例】

20160729-2

 

使用中のとき

  • 使用中は、貯水カップの貯水状態を適宜確認し、必要に応じて排水する
  • 排水する時は、コネクターを保持しながら貯水カップをねじ回して取り外す
  • 貯水カップに貯留した水は、バケツなどの排水受けに捨てる
    • 手袋(未滅菌で良い)を着用し、直接、排水に触れないように注意する
    • 特に感染症の疑いのある患者の場合、交差感染が起こる可能性があるため、排水の取扱には十分注意する
  • 排水後は、再びコネクター部分を保持しながら、気密状態になるようにしっかり接続する
コネクターに付属している止水弁が開放されていないと、正常に機能しないため、止水弁が貯水カップの突起により開放されていることを確認する

 

  • ウォータートラップ内の排水を破棄した後は、視診で患者の胸郭の挙上を観察する
  • さらに、聴診で呼吸の有無を観察することも必要
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