人工呼吸器トラブル 3 事故抜管

人工呼吸器トラブル 3 事故抜管【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 事故抜管時の患者の状況を理解して、適切に対応していくことができる

事故抜管とは

  • 意図せず、医療者による処置中に、挿管チューブが抜けてしまう状態
  • 具体的には、体位交換時や移動時などの際に挿管チューブが抜けてしまうこと
気を付けていても不測の事態は起こりうるため、緊急事態であるということを念頭に置き、適切な対処をすることが必要となる

 

事故抜管となりやすい状況と対策

  • 気管チューブがしっかりと固定されていなかった場合
    • 口元に貼っている固定テープが緩んでしまっていることで、挿管チューブが抜けやすい状況となる
    • 固定テープが緩みやすい状況とは下記の通り
      • 唾液が多く、流れ出ている
      • 口腔ケア時の水分が口腔周囲に付着している
  • 気管チューブがしっかりと固定されていないと判断したらすぐに固定テープを張り替える

 

  • 人工呼吸器の移動などによる不慮の抜管
    • 人工呼吸器を移動することによって誤って挿管チューブが抜けてしまうことがある
    • 人工呼吸器が移動されてしまう状況は以下の通り
      • 気管吸引をしたとき
      • 体位変換をしたとき
      • 患者の体動
      • ベッドや人工呼吸器の移動
        • 蛇管自体の重み
        • 蛇管アームの転倒
患者の移動やケア時には十分な注意を払う
回路には遊びを残して置き、無用なテンションをかけないようにする

 

事故抜管が起こってしまったら

  • 事故抜管となった時は看護師の適切な行動が求められる
  • 事故抜管時は、患者の自発呼吸が全くない場合が多い
  • 自発呼吸が全くない状態の患者への対処法は以下の通り
    • すぐに医師へ連絡する
    • 気道確保と共にバッグバルブマスクなどで用手換気を行う
医師の手技でしか行えないため、医師の指示を仰ぐようにする
    • 他の看護師は再挿管の準備をする
再挿管が困難な場合に備えて輪状甲状膜穿刺や切開の準備も行っておく。
    • 患者が低酸素とならないようにバッグバルブマスクには酸素とリザーバーをつなげるようにしておく

 

呼吸停止後5~10分後で、循環停止(心停止)が起きるとされている
事故抜管後、適切な呼吸状態に戻るまでの時間により、脳や心臓を始めとする臓器が虚血状態となり、不可逆性変化を起こす原因となる

 

事故抜管を発見した時の観察項目

 

  • 事故抜管が起きた時は、看護師がそばにいることが多い
  • 看護師が適切に行動できるかどうかが、患者の状態を悪化させないカギとなる
  • 事故抜管に気づいたらまず、以下3点を確認する
    • 患者に自発呼吸があるか
    • 意識レベルの確認
    • 事故抜管が起きた時間とその状況

 

アセスメント

  • 事故抜管にすぐに気づくことが出来たか
  • 事故抜管に対する適切な対処を行うことが出来たか
  • 対処後、充分な観察を行うことが出来たか
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
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