防衛医療

防衛医療【いまさら聞けない看護用語・略語】

用語解説

用語の読み

ぼうえいいりょう

用語の意味

防衛医療とは、主に医療過誤の賠償責任を負う危険を減らすために医療者側が行なう検査や処置、診療などの医療行為をいいます。
また、リスクの高い患者の診療を忌避することもこれに当たります。
患者にとってはプラスの医療行為であっても、医療者側が自らのリスクを避けることを優先し、敢えて行なわない場合などもあり「萎縮医療」「保身医療」とも呼ばれています。

防衛医療が行なわれるようになったのは、近年の医療訴訟で医療者側に厳しい判例が増加しているためです。
その結果、医療側は可能な限り訴訟リスクを回避しようと保身にまわるようになりました。

具体的な内容としては、リスクのある患者の診療を回避し他の医療機関に任せることや、出産時の帝王切開、大きなリスクを伴う可能性のある処置・手術を行なわないことなどがあります。

2005年に米国で行なわれた防衛医療に関する報告では、日常的に防衛医療が行なわれている現状が指摘されました。
医療過誤が起りやすく、賠償責任保険料が高額な救急医療、一般外科、整形外科手術、神経外科、産婦人科、放射線科医を対象にした調査の結果、医療過誤を避けるため医学的には不要な検査や医薬品の処方など防衛医療を医師の半数以上が行なっており、特に救急医療では七割にのぼることが明らかとなりました。
また、医療過誤を極力少なくするために、必要とされる処置や介入を行なわないなどの「回避医療」は特に整形外科医の過半数が行なっていると回答しました。

このような防衛医療は、医療訴訟の増加という社会的構造から自ずと生じたもので、今後も増えると考えられています。
しかし、行き過ぎた防衛医療は、助けることのできる貴重な生命までも奪うことになりかねず、その改善はこれからの大きな課題として残されています。

看護師・椿(つばき)の一言コメント

看護師・椿(つばき)

防衛医療は看護師と言うよりもドクターの身を守るための言葉と言えるでしょうか。
ここ数年医療訴訟やモンスターペイシェントが増えた事から訴訟リスクを回避するために防衛医療が取られるようになりました。

医療方針を読んでみると、自分の専門分野しか見ない…(余計なことはしない方がやはり良いということか)院外での善意の治療はしない…小児はは見ない(薬の量とか微妙だから…)重篤な合併症を起こす危険がある処置・オペをしない(結構どんな処置にもリスクは付くが…)外傷は診ない(処置が適切か否か)

ドクターにしても看護師にしても患者の為に良かれと思ってしたことがネガティブに捉えられてしまうのは悲しい事です。
結局はドクターにしても看護師にしてもトラブルは避けたい!!と言うのが本音
しかし過剰に防衛診療をするドクターばかりになってしまうと、救急車のたらい回しとか医療崩壊なんて問題も出てくるので難しい所だな…と思ってしまう。

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