用語解説
用語の読み
にほんかんごきょうかい
用語の意味
日本看護協会は、看護職(保健師・助産師・看護師・准看護師)の資格を持つ個人が自主的に加入し運営する団体として昭和21年に設立されました。
平成23年現在で約63万人の会員を有する看護職能団体としては日本最大の組織です。その活動は、全国47都道府県看護協会(法人会員)と連携して行なわれており、平成23年には公益社団法人に認定されました。
日本看護協会の歴史は昭和21年11月に「日本産婆会」「日本帝国看護婦協会」「日本保健婦会」 の3団体を統合し「日本産婆看護婦保健婦協会」を結成したことにはじまり、昭和26年に「日本看護協会」と改称し現在に至ります。
その主な事業は
- 看護の質の向上。
- 看護職が働き続けられる環境づくり。
- ニーズに応える看護領域の開発、展開。
の大きな3つの項目にまとめられます。これらの実現のために、医療現場における事故防止などの安全対策、業務基準や行動指針の作成・普及、介護サービスの現状や労働条件の調査、様々な政策提言などを行なっています。
中でも、看護職の労働環境の整備やワーク・ライフ・バランスの実現は重点事業の第1番目に掲げられています。
この他、毎年5月12日の「看護の日」や12 日を含む週の日曜日から土曜日までの「看護週間」には、新聞広告掲載、ポスター制作と配布など看護職の仕事を紹介する全国的な広報活動を展開しています。
さらに、日本看護協会では看護研修学校と神戸研修センターにおいて認定看護師となるための研修教育、専門分野での能力開発を目指すステップアップ教育、幅広い分野で新たな情報や知識、技術を習得できるリフレッシュ教育など様々な研修コースを設けており、会員であれば誰でも受講することが可能です。
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看護師・椿(つばき)の一言コメント
天下の「日本看護協会」公益社団法人…一応任意ということになっていますが現役で働いている看護師の多くは会員となっているはずですよね(年会費5000円)
中には協会会費を病院側が負担している所もあるようです(ほとんどが自己負担…)
会員になっておけば様々な研修・学術学会に参加する事が出来ますし、認定や専門看護師を取る際の費用も安くなります(結構違う!!)
又、毎年恒例の看護の日(5月12日)のイベントを日本看護協会が開催したりもしています。
平成22年度から厚生労働省は「新人看護職員研修事業」を立ち上げました。
その為、現在日本看護協会では卒後教育の研修や支援の確立に力を入れているようです。