用語解説
用語の読み
えぬくれっくす-あーるえぬ
用語の意味
NCLEX-RNとは(National Council Licensure EXamination-Registered Nurse)の略称のことで、アメリカ正看護師資格試験のことを示しています。
受験をするためには、RNのライセンスを発行する州、アメリカ領土(アメリカ領サモア、グアム、北マリアナ諸島連邦、ヴァージン諸島、コロンビア特別区)のBoard of Nursing(看護師委員会)に受験申請し、認可されることが必要です。試験はアメリカ国内だけでなく、NCLEX-RNを受験可能な国であれば、Pearson VUEによって実地されており、日本国内では東京と大阪でNCLEX-RNを受験することができます。
NCLEXの試験は、3000問の試験問題の中から、コンピューターが無作為に選び出して出題していきます。正解していくと難易度が上がっていき、間違うと難易度が下がっていく仕組みになっています。
75問の問題を解いた時点で、合格ラインに達しているかどうかで判定が行なわれます。合格の判定ができない場合は、最大で265問(もしくは試験時間、最大六時間まで)が追加で行なわれます。合格ラインの正式な公表はされていませんが、各分野において72%の正解率が必要だと言われています。
NCLEX-RNの受験資格は、アメリカでの各種大学で看護専門の単位を取得する必要があります。日本の看護師免許を取得している人は、日本で受講した単位をアメリカに移行できますので、NCLEX-RNの試験に合格するためのクラスを受講し、ATT(Authorization To Test)受験許可を得ることで受験できます。ATTの申請には、一定の語学レベルをクリアしていることが条件となります。州によってはCGFNSという一種の適性テストに合格しなければ、NCLEX-RNの受験資格を得られない場合があります。カルフォルニア州ではCGFNSを免除されていますが、SSN(アメリカソーシャルセキュリティーナンバー/社会保障番号)の取得が必要となります。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
アメリカンナース資格試験と言う所でしょうか…。
日本の正看護師免許を持っていればCGFNS(州による)を突破しNCLEXーRNにチャレンジすることが出来るようだしかし…
よほど英語に堪能でなければ恐れ多い試験ですよね(私はムリだ~!!)
アメリカと日本の看護師にどんな差が実際にあるのかは、実際に医療機関に勤めてみなければ解らないかもしれませんが日本に比べてアメリカの看護師は地位が高いですからね。
医療行為にしても日本より出来る範囲も広いし、一つのキャリアアップと考えて試験を受けてアメリカで就労する看護師もどうやら増加しているらしい…(アメリカでは日本人看護師の評価が高い!!)