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パーソナリティ障害

パーソナリティ障害【いまさら聞けない看護用語・略語】
公開日:2012年4月9日
最終更新日:2012年4月9日
(変更日:2013年4月13日) ※

用語解説

用語の読み

ぱーそなりてぃしょうがい

用語の意味

パーソナリティ障害とは、その人が属している社会・文化の中で多くの人がとると考えられている行動や感じ方・考え方から大きく外れた行動・認識をすることで、日常生活や対人関係において支障をきたしている場合に診断される精神の障害です。社会通念から大きく外れた観念を持つ為に逸脱行動を取ったり、感情のコントロールが上手く行かなくなったりすることから周囲の人間関係に溶け込めず、本人はその苦しみから自傷行為に及んでしまうケースもあります。

パーソナリティ障害はアメリカ精神医学会の診断基準で10種、世界保健機構の診断基準で8種に分類されており、治療にあたる医師はこの診断基準をもとに患者を診察・診断し、それぞれに合った治療を行います。2つの診断基準にあげられているパーソナリティ障害のタイプはそれぞれA群(風変わりで奇妙なタイプ。妄想型パーソナリティ障害・統合失調質パーソナリティ障害など)、B群(感情の起伏が激しく気分が変わりやすいタイプ。境界性パーソナリティ障害・自己愛性パーソナリティ障害など)、C群(不安が強く、内向的なタイプ。依存性パーソナリティ障害・強迫性パーソナリティ障害など)というように特徴ごとに大きく3つに分けられています。このように分類されているパーソナリティ障害に共通して見られる特徴は、思春期以前からその徴候が現れること(遅くとも思春期から20代前半頃には発症)、突発的・衝動的な感情や逸脱行動を抑えることが出来ないこと、それらの徴候が家庭内だけではなく公の場などでも現れることなどです。また、多くの場合パーソナリティ障害は単独で発症するのではなく、その他の精神障害を併せもつことも明らかになっています。

アメリカでの研究結果から、パーソナリティ障害を持つ人は人口の約15%にも上るということが分かっていますが、その原因は未だ十分には解明されておらず、現在もその原因や治療法についての様々な研究が進められています。今の段階でパーソナリティ障害発症の原因と考えられていることの一つに幼少期における親との関係や、自分を取り巻く環境から強い苦痛を味わった経験をあげることが出来ます。また、生活環境のような後天的な要素だけではなく、セロトニンという脳内の神経伝達物質が作用する神経系の何らかの異常もパーソナリティ障害に深く関連していることが分かっています。

パーソナリティ障害の治療は、精神療法やカウンセリングと薬物療法がメインで行われますが、治療をするうえで一番肝心なことは、患者本人が積極的に病気について理解し、治療を受けようとする気持ちです。疾患の特性上治療が長期に及ぶケースも珍しくなく、治療にあたる医師やカウンセラーと患者が一緒になって闘病生活に向き合わなくてはなりません。

看護師・椿(つばき)の一言コメント

看護師・椿(つばき)

パーソナリティ障害は、昔は「精神病質」「人格障害」なんて呼ばれていたようです。
こだわりが強い・極端な性格ため社会生活に支障をきたすと言う特徴があります。

パーソナル障害は10種類の分類があると言われていますがこの中で境界性人格障害があります
境界性の特徴は自傷行為・自殺企図等の自己破壊行為がある為に特に注意が必要です。

ここで、パーソナル障害は性格か??病気か??と言うことですが現在は治療することも出来る「障害」と言う認識で良いとされています。
治療は主に薬物療法・カウンセリングですが特に難しいのは接し方と言われていますね。
それは両極端な性格なので一定の態度で接することが一番大切!!自分の援助の限界伝え、受容や共感はあまり良くない!だから「ダメなものはダメ」と言ってあげることが必要ですね。

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