用語解説
用語の読み
かんごじょむし
用語の意味
看護助務士とは、韓国における医療法で定められた保健医療従事者に規定されている資格のひとつです。韓国の看護師免許は我が国と同様に国家資格で、看護師国家試験の受験資格は3年制・4年制の大学において看護学を専攻・卒業した者に与えられます。一方看護助務士は、高等学校卒業後に指定の教育機関で約1年間の教育を履修・修了したあと、道知事の認定試験に合格することで資格を習得することが出来ます。看護師も看護助務士も免許の更新を義務付けられてはいませんが、いずれも毎年定められた補修講習を受ける義務があります。日本には昔から看護助務士という医療資格は存在しませんが、その代わりに准看護師の資格があります。韓国の看護師・看護助務士の関係と、日本の看護師・准看護師の関係は類似していることから、看護助務士の役割は准看護師の特徴や仕事内容を知ることで理解できます。
我が国では昭和23年、保健婦助産婦看護婦法の制定により看護師国家試験が取り入れられたことで、看護師免許は国家資格となりました。当時の看護師不足の問題は深刻で、国家資格を有する看護師の育成に時間がかかることから、昭和26年に看護師の補助をする役割として准看護師が誕生しました。准看護師は中学校卒業後、高等専門学校の衛生看護科に入学・卒業するか、看護学校の准看護師養成課程に入学・卒業後、各都道府県知事がとり行う試験に合格することで都道府県知事から免許の交付を受けることが出来ます。准看護師は医師・歯科医師・看護師の指示のもと患者の療養上の世話をしたり、診療の補助を行ったりすることとされていますが、臨床の場面での看護師と准看護師の仕事内容は大きくは変わりません。そのため、患者から見ると看護師と准看護師の区別はつきにくいことがほとんどです。しかし、准看護師と看護師では履修した教育内容に大きな差があることから、高度医療を扱う医療機関では准看護師を採用しない場合もあります。また病棟の看護においても、看護師は患者の看護以外に病棟の管理業務やスタッフの配置などを決めるリーダー業務を任されるのに対し准看護師はリーダー業務には就かないなど、仕事内容に差をつけている施設も多く存在しています。
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看護師・椿(つばき)の一言コメント

看護助務士??なんて聞いたことがないと思ったら、韓国の資格だったんですね。
韓国では51万人!!(多い……)いると言われています
日本でいう所の准看護師と・看護助手の間くらいなのかな…資格試験があるようだし。
療養が必要な高齢者の家庭に訪問して、ドクター・漢方医・歯科医師の指示によって看護・治療の補助・相談・口腔衛生を提供する「訪問看護助務士」と言うものもあるらしい。
でも、国家資格ではないし、一定の研修をすれば取得できる資格の様です。
看護師も国によってそれぞれな資格が存在するんだね!!