用語解説
用語の読み
かんごのひ・かんごしゅうかん
用語の意味
1990年、旧厚生省は毎年5月12日を「看護の日」と制定しました。そして5月12日を含む週の日曜日~土曜日までが「看護週間」とされています。看護の日が5月12日と制定された理由は、その日が近代看護の基礎を築きあげたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日であるためです。また国際看護師協会(本部:ジュネーブ)は1965年から、この日を「国際看護師の日」と定めています。
戦後、我が国の国民はみな平均して便利で豊かな生活を送ることが出来るようになりました。その一方で「老い」「病」「死」が病院をはじめとする施設の中に囲い込まれ、日常生活のなかから切り離されていくこととなりました。この背景には産業構造の変化や核家族化、少子高齢化、女性の社会進出、長引く不況など、様々な問題が複雑に絡み合って存在していて、具体的な解決策がないまま不安を抱えて生活する国民が多いという現状があります。この状況の中で病気や怪我による健康障害や、老いの問題とたった一人で向き合っていくことは容易ではありません。私たちは便利な生活を手に入れた代償に、人と人とのコミュニケーションや温もりを手放してしまったとも言えます。
そのような中で「看護の心をみんなの心に」というメインテーマに掲げて、毎年看護の日・看護週間には全国各地の看護協会や看護教育機関、病院の看護部などが主催となって、一般市民を対象とした様々な催し物が行われています。看護の基本である「思いやり」や「ケアの心」は病院で働く看護師だけが持つものではなく、老若男女問わずに国民一人一人の心の中ではぐくまれることを期待されています。病人や高齢者などの社会的弱者の他、様々なストレスを抱えて生活する人々が、互いを思いやりながら生活できるような世の中に代わっていくことを目指して、全国の看護職者や看護学生が中心となってこのメッセージを発信しています。
看護師・椿(つばき)の一言コメント
みなさんもご存じの通り5月12日は看護の日!!
12日を含む週の日曜~土曜日までが看護週間と言われています。
今年の2012年のポスターのテーマは「こころまで、看る。」です。
看護の日はそもそも多くの方に気軽に看護・看護職の理解を深めてもらうために制定された記念日で全国各地で様々なイベントが行われています。
2012年で2回目となる「忘れられなし看護エピソード」も好評の様で実際読んでみると結構泣ける話ばかり…お勧めです!!
何故5月12日なのかというとあのナイチンゲールの誕生日だってことを知っていましたか??
歴史は長く1965年国際看護師協会では国際看護師の日に定めています(ちなみに5月5日は国際助産師の日です!!)