フィジカルアセスメント -血圧-

フィジカルアセスメント -血圧-【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 心臓の収縮期血圧(または最高血圧)と拡張期の血圧(または最低血圧)を測定する
  • 患者さんごとの日内変動や血圧値の推移から状態把握をする

 必要物品・準備

  • 血圧計:水銀血圧計の場合、水銀がガラス管内に無いことを確認し、測定する直前に水銀コックを開く
  • 聴診器:自動血圧計を使用する場合は不要のことも多い
  • ティッシュやタオル・ガーゼ等

 方法

  1. 患者さんに血圧測定の目的を説明する
  2. 測定に適した体位になってもらい、血圧計を水平に置く
  3. 測定部位が汗等で濡れている場合はティッシュやガーゼ・タオルなどで拭き取る
  4. 空気を抜いたマンシェットを、指2本が入る程度の余裕をもたせて巻く
水銀血圧計および聴診器を使用する場合

  • 測定部位の動脈付近に聴診器を挟む
  • 水銀のコックを開け、ゴム球を押しながら加圧する
  • ある程度(概ね患者さんの通常の収縮期血圧または最初に聞こえたコロトコフ音より20~30mmHg高くなる位)加圧する
  • 聴診器で音を聞きながら少しずつ排気弁を緩めて減圧する
  • その後、最初にコロトコフ音が聞こえた値を収縮期血圧値とし、コロトコフ音が聞こえなくなった値を拡張期血圧とする

観察項目・アセスメント

  • 今回の収縮期・拡張期血圧測定値
  • これまでの血圧値との比較
  • 血圧の変動がみられた場合、血圧に影響を及ぼす因子をアセスメントする:血圧に影響を及ぼす因子としては、入浴・運動・食事・寒冷暴露(寒い所に長時間いた)・精神不穏・睡眠不足・疾患や手術等による疼痛・薬物の使用等がある
  • 必要に応じて、医師への報告を行う
  • 通常よりも大きく変動した場合、血圧変動に影響を及ぼす要因が無かったかを確認し、必要に応じて15分程度の安静後に再度測定する

注意点

  • 血圧は日内変動があり、同じ時間、同じ器具、同じ条件下で測定するのが原則
  • 上腕部での測定が一般的だが、麻痺や創・病変の有無などにより大腿で計測することもあるが、その場合は8~10mmHg程度高くなる
  • 測定値については基準からの逸脱ではなく、患者さん自身の日常的な値と比較する
  • 麻痺がある場合は健側で測定する
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
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